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さまざまな輸送方法からレンタルまで!ロングツーリングを効率的に実現する方法

北海道や九州など、ライダーなら一度は訪れてみたい憧れのツーリングスポットがあるかと思います。でも距離やまとまった時間の確保などでなかなか実現に至らない方も少なくないでしょう。しかし愛車とライダーを現地まで運んでくれるサービスやレンタルバイクを活用することで、移動時間を節約しながら憧れのロングツーリングを実現できます。陸、海、空に加えてレンタルも。ぜひ活用してみたい便利なバイクサービスをご紹介しましょう。

バイクを輸送するメリット

自走せずにバイクとライダーを現地に送り届けるサービスのメリットを3つご紹介します。

走行疲れすることなく現地を楽しめる

「九州ツーリングをしたい」と東京在住のライダーが思って距離を調べると、東京から九州の玄関口・門司まで約1,000kmになります。高速道路を利用しても、1日で走り切るのは大変な距離です。途中で宿泊を挟んで赴くとしても、往路に1日ずつ移動だけの日があるのは、想像するだけで身も心も疲れてしまいそうです。疲労した状態で旅を楽しむのは難しいだけでなく、安全運転にも影響を及ぼすことがあります。

飛行機やフェリー、陸送でバイクとライダーともに現地まで運べられれば、移動の走行疲れに見舞われることなく現地でのツーリングを開始できます。フェリーならば、寝ているあいだに現地まで運んでくれるわけです。

バイクの消耗を抑えられる

走行疲れでヘトヘトになるのはライダーだけではありません、バイクも消耗してしまいます。タイヤやエンジンオイル、ブレーキパッドといった消耗品はもちろん、チェーンなど各部位にも劣化が発生します。バイクは移動を楽しむための乗り物ですが、移動のためだけで消耗品代が嵩んでしまったり、買い替えにつながるなど愛車の寿命を縮めることを思うと、移動での消耗はバイクにとっても酷です。大切な愛車と旅を楽しむためにも、お互いの体を労わる選択肢を持ちましょう。

結果的に金額面でもお得に

飛行機やフェリー、陸送での輸送費を調べると、決して安くはない価格になっています。しかし自走で現地に赴く際、高速道路等の料金やガソリン代、さらにバイクの消耗品代まで考えると、結果的に輸送での移動の方がリーズナブルになる場合もあります。

フェリーで運ぶ

ツーリングに「船旅」の要素を加えられるのが、フェリー利用の最大の魅力です。バイクと一緒に乗船するので、単なる輸送ではなく、愛車との旅を強く感じられます。フェリーの航路も全国に広がっていて、人気のツーリングスポットに結びついているルートも多数あります。

長距離フェリーの航路一覧

フェリー会社 航路
三井商船さんふらわあ ・大洗(茨城県)〜苫小牧(北海道)
・神戸(兵庫県)〜大分(大分県)
・大阪(大阪府)〜別府(大分県)
・大阪(大阪府)〜志布志(鹿児島県)
新日本海フェリー ・舞鶴(京都府)〜小樽(北海道)
・敦賀(福井県)〜苫小牧東港(北海道)
・敦賀(福井県)〜新潟(新潟県)〜秋田(秋田県)〜苫小牧東港(北海道)
オーシャン東九フェリー ・東京(東京都)〜徳島(徳島県)〜新門司(福岡県)
東京九州フェリー ・横須賀(神奈川県)〜新門司(福岡県)
阪九フェリー ・泉大津(大阪府)〜新門司(福岡県)
名門大洋フェリー ・大阪南港(大阪府)〜新門司(福岡県)
太平洋フェリー ・名古屋(愛知県)〜仙台(宮城県)〜苫小牧(北海道)
宮崎カーフェリー ・神戸(兵庫県)〜宮崎(宮崎県)

バイクとともに目的地まで運んでくれるフェリーは、航路によって乗船時間(日数)や到着時間がさまざまです。また、船室のタイプや備え付けの設備など、船内環境はフェリーによって変わるので、ご利用の際はフェリー会社のWebサイトでチェックしてみてください。

飛行機で運ぶ

北海道ツーリングを計画している方には、飛行機で愛車を運べる「BASスカイバイクツーリング」というサービスがあります。バイク輸送専門の会社BASが運営するサービスで、全日本空輸株式会社(ANA)の航空貨物事業会社ANA Cargoの貨物輸送機を利用した空輸方法などが用いられます。

関東に設けられた6カ所のデポ(東京大井、横浜、藤沢、戸田、狭山、柏)にバイクを預け、1週間ほどで運ばれたバイクを新千歳空港(北海道)で受け取ります。復路は札幌にある「オートランド札幌」に預け、同じく約1週間後に関東のデポで受け取るという流れになります。ヘルメットやライディングギアも一緒に預けられるので、現地まで手ぶらで行けるのが大きな魅力です。

対象車両はフューエルインジェクション車で、デポで預ける際にオーナー自身でバッテリーの端子を外す必要がありますのでご注意ください。

利用料金(2025年6月現在)

8月以外 8月1日〜8月31日
往路料金 63,800円 72,600円
復路料金 69,300円 78,100円

https://www.bas-bike.jp/lp/skybike

トラックで運ぶ

先ほど空輸の項目でご紹介した「BSAスカイバイクツーリング」をはじめ、バイク輸送(陸送)を取り扱っている企業がいくつかあります。主にバイク業者間輸送や引っ越しなどでの利用ですが、ツーリングを目的での利用も可能です。

自宅まで引き取りに来てくれるサービスと、空輸と同じくデポ(拠点)に預けに行くサービスの2通りがあります。また、陸送は定期的に決まったルートを行き来していることが多いため、タイミングが合えば1週間ほどで現地まで運んでもらえますが、長いと2週間(もしくはそれ以上)かかることがあります。詳しくは陸送サービス取り扱い企業のWebサイトをご確認ください。

レンタルバイク

レンタルバイクなら、そもそもバイクを輸送する手間がありません。飛行機や新幹線で目的地まで行けば、そのままツーリングを楽しめます。近年では専門業者も増え、さらに国内メーカーもレンタルバイクサービスを積極的に展開しています。

HondaGO BIKE RENTAL

国内最大級の加盟店数を誇るのが「HondaGO BIKE RENTAL」です。専用アプリから手軽に予約できるので、ロングツーリングはもちろん、急にできた休日でも気軽にレンタルできます。お得な料金設定の55時間(2泊3日)プランならロングツーリングに最適です。

https://hondago-bikerental.jp

ヤマハ バイクレンタル

ヤマハバイクの専門店「YSP」(ヤマハモーターサイクルスポーツプラザ)を中心に、全国82店舗(2025年6月現在)でバイクレンタルを利用できます。

厳しい基準で最適な整備を行った心躍るバイクをご用意し、誰もが安心できる追加補償でレンタルでも最高に楽しいバイクライフを体験いただけます。

https://bike-rental.yamaha-motor.co.jp/jp/service/about

カワサキプラザ レンタル

全国に92店舗(2025年6月現在)展開しているカワサキの専門店「カワサキプラザ」で利用できるレンタルバイクサービスが「カワサキプラザレンタル」です。旅の起点に近い店舗が数多く存在するので、目的に合ったモデルでツーリングを満喫することができます。

https://www3.kawasaki-motors.com/plazanet/rental-service

スズキバイクレンタル

レンタルバイクサービスを取り扱う「スズキワールド葛飾」(東京都葛飾区青戸8-22-15)にて、GSX-8SやVストローム800DEといった人気モデルのレンタルを取り扱っています。東京を起点にスズキの最新モデルでツーリングを楽しみたい方はぜひご利用ください。

https://reserva.be/suzuki2rinrental

レンタル819

全国47都道府県に108営業所展開するレンタルバイク専門店では、国内4メーカーから海外メーカーまであらゆるバイクをレンタルできます。新千歳空港店や那覇空港店、長野駅前店など、アクセスの良い営業所が多いのも魅力です。

https://rental819.com

自分に合った理想の旅を楽しみましょう

憧れのロングツーリングを計画する際は、現地までの長距離移動も含めて考えねばなりません。どのような移動手段を用いてもある程度の費用がかかりますが、目的地を存分に堪能するためにも、ライダーとバイクともども万全のコンディションで臨みたいところです。今回ご紹介したフェリー、空輸、陸送、レンタルバイクはそれぞれ一長一短あるので、憧れの地をもっとも楽しむことを目的に、ぜひご自身の旅の予定やスタイルに合った手段を選んでみましょう。

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