大人気モトブロガーRurikoさんインタビュー!バイクの楽しさを発信する彼女が想うバイクの魅力とは?
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2022年12月現在、YouTubeチャンネル登録者数15.2万人、Instagramのフォロワーは8.9万人を誇る大人気モトブロガーRurikoさん。2022年4月には大型スポーツバイクであるスズキ「隼(ハヤブサ)」を購入し、10月から1ヶ月間にわたるバイクひとり旅も決行した根っからのバイク好き。今回は、そんなバイクの魅力を動画やSNSを通して伝えるRurikoさんに、バイクの楽しさや旅の魅力、そして日々の運転で気をつけていることについて聞いてみました。
動画なら文字だけでは伝えきれない温度感を伝えることができる
編集部(以下、編):はじめに、バイク系の動画を配信しはじめたきっかけを教えてください。
Rurikoさん:YouTubeを始める以前は、Instagramで綺麗な風景と愛車の画像を投稿するインフルエンサー的な活動をしていました。そこで某WEBメディアのライターをするきっかけを頂き、新型バイクのインプレッションなどの記事作成に携わっていたのですが、文字では伝わらない音などを伝えられたらいいなと思い動画配信を初めました。
編:現在はYouTubeでの活動が中心でしょうか?
Rurikoさん:主な活動はYouTubeですが、それ以外にもバイク雑誌の紙面企画やイベントなどに呼んでいただいたり、アパレル関連のアンバサダーやモデルなどのお仕事もいただいています。
編:Rurikoさんにとって、旅やツーリングなので写真や動画を撮る魅力とはなんでしょうか?
Rurikoさん:帰ってきてからも「あぁ、あそこ良かったな!楽しかったな!」と振り返ることができるのが良いですね!動画はYouTubeを始めてから撮り始めたのですが、写真は今の活動を始める前から好きで、素敵な景色などがあればいつも撮っていました。
編:すべて一人で撮影されているのでしょうか?
Rurikoさん:基本的にはそうですね。三脚などを立てて撮影しています。一人で撮影すること自体は慣れているのですが、どうしても人が多い場所だけはいまだに少しだけ恥ずかしいときもあります。
編:バイクで旅をしていて今まで一番感動したことはなんですか?
Rurikoさん:北海道の宗谷丘陵(そうやきゅうりょう)というところから見た夕陽ですかね。バイクに乗っていて良かったと心から思った瞬間でした。
Rurikoさん:ほかにも、熊本県にある大観峰(だいかんぼう)からの景色も印象に残っています。
編:全国バイク旅をしているようですが、なぜ“バイク旅”にこだわるのでしょうか?
Rurikoさん:バイクは、限られた範囲の荷物しか持っていけないですし、天候や気温に大きく左右される不便な乗り物です。でも、バイクでしか感じることのできない風や匂い、肌で感じる土地の空気感がありますし、なんといっても愛車との一体感が魅力です。正直、旅の途中で辛いなって思う時もありますが、辛いからこそ辿り着いた時が快感なんですよね。クルマ旅だったらすごくラクだろうなと思いますが、不思議とこれまでクルマという選択肢について考えたことはありませんでした。
全身を使って楽しむのがバイクの魅力ですし、ちょっと不便なこともあるからこそ目的地に辿り着いたときの達成感が大きいのではないかと思います。
編:世界をバイクで旅しようと考えたことはありますか?
Rurikoさん:実は海外に行ったことがないんです。機会があれば海外でもバイクに乗ってみたいです!
でも英語が話せないので、例えばハワイやグアムなど ある程度日本語が通じそうなところからチャレンジしてみたいです。
編:これまでバイク旅で危険な目に遭遇したことはありますか?
Rurikoさん:先日まで行っていた旅中のことなのですが、秋田でタイヤがパンクしてしまったことでしょうか…。その時は1人が心細くなりました。
編:その時はどのように対処したのですか?
Rurikoさん:スマホで付近のバイクショップを検索して、パンク修理をしてくれそうなお店に片っ端から電話をかけたら、奇跡的に現在地から最寄りのバイクショップが対応してくれることになりました。でも、思ったよりも重度だったらしく、パンク修理だけでは治らずタイヤ交換が必要になってしまったんです。そうしたら再び奇跡が起きて、なんとそのバイクショップがたまたま愛車に適合するサイズのタイヤを在庫で持っていたんです!
今回はそんな奇跡の連続によって無事解決することができましたが、もしも修理してくれるバイクショップが見つからず、土地勘のない場所で走行できないバイクとともに取り残されてしまったら…と思うとゾッとしますね。
もっともっと女性ライダーが増えて欲しい!
編:Rurikoさんからみて昨今、女性ライダーが増えている実感はありますか?
Rurikoさん:街中や道の駅などでもバイクに乗っている女性をよく見かけるようになったので、女性ライダーが増えている実感はありますね。やはり同性のライダーが多い方が、女性ならではの悩みとか色々共感できますから嬉しいです。
あとは、バイク用品店の売り場などを見ても、女性目線のアイテムがすごく増えたように感じています。少し前までは“レディースコーナー”なんて無かったのですが、今では多くのお店がそういった女性向けの商品を扱ってくれているのでとても助かっています。
編:バイクに乗るうえで女性特有の悩みや不安だった点、こだわりなど、これからバイクに乗ろうと考えている同性へのアドバイスはありますか?
Rurikoさん:足付きやバイクの取り回しについては私もすごく苦労した部分ですし、よくDMで質問を頂きます。結局のところ“慣れ”になってしまうのですが、いきなり背伸びしないで、少しずつバイクの特性やコツを掴むのが良いと思います。
また、メイクやヘアスタイル、スキンケアについても気を付けている点があります。
例えば、バイクに乗る時は必ず髪の毛をまとめるかウェアの内側に入れるようにしています。これをしないと一瞬で髪の毛が痛みます。あとは、ヘルメットを被るとどうしても化粧が崩れてしまいますので、ヘルメットのチークパッドに触れる頬はファンデーションを薄く塗るようにしていますし、日焼け止めは冬でも夜でも塗るようにしています。
編:バイクに乗る際の安全面で気をつけていることや心がけていることはありますか?
Rurikoさん:ヘルメットのアゴ紐は絶対に正しく締めるようにしてますし、一緒にツーリングしている人がしっかり出来ているかをこっそりチェックしてます。また、靴はくるぶしがしっかり隠れるブーツを選び、靴紐がペダルなどに引っかからないよう中にしまうことも習慣づけています。
バイクへの積載についても、荷物の積載が完了してから何度もチェックします。万が一、積荷が落下してしまったら自分ではなく他の方に迷惑かけちゃいますからね。
あとは、マス(集団)ツーリング中に気を付けているのは、自分が気持ちいいと思えるペースを崩さないことです。峠道などで無理してついて行っても危険なだけですから。
最終的には、こうしたことをきちんと理解してツーリングしてくれる人を見極めることも大事だと思います。もちろん私も一緒にツーリングする中に初心者の方がいれば「気にしないで良いんだよ〜」と声掛けするようにしています。辛い思いをして嫌な思い出にして欲しくないですからね。
私にとってバイクは人生を豊かにするモノ
編:バイクはRurikoさんの生活にどんな変化をもたらしましたか?
Rurikoさん:もう180度生活が変わりました!元々引っ込み思案な性格だったので、こんな頻繁にひとりでバイク旅に出かけるなんて、自分が一番びっくりしています。
あとは、旅先での人との出会いですね。バイクに乗っていなかったら出会わなかったような方々から色々な話が聞けて、私自身とても刺激を受けます。
編: 最後に、これからバイクに乗ろうと考えている読者へバイクの楽しさや魅力について教えてください。
Rurikoさん:バイクに乗ろうか悩んでいれば、思い切って乗りましょう!絶対に人生が豊かになります。
バイクでしか味わえない景色の見え方、四季の感じ方、人間関係がきっと広がります!
元々、引きこもりのような生活を送っていた私が、今では日本全国バイクで旅に出られるようになりましたから。