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【下川原リサ&Ruriko】日本中を旅する女性ライダー2人が語る「バイク旅の魅力」

MOTOINFO開設時に取材協力をして頂いた下川原リサさん(以下、下川原さん)の「バイクで日本一周」記事は、非常に多くの方に閲覧していただきました。

また、YouTube動画の総再生数が4,600万回を超えるほどの人気モトブロガーであるRurikoさんも、昨年末に取材させていただいた記事が大きな反響を呼びました。

お二人に共通している点といえば、 “女性ライダー×バイク旅”。そこで今回は、ベテランライダーでも躊躇するような、日本全国どこへでもひとりでバイク旅をしている彼女たちを招き、バイクで旅をする魅力について語っていただきました。

バイクで日本一周した私が得たモノ「一人だからこそ向き合えた自分。楽しく生きるコツを見つけた!」(下川原リサさん)

大人気モトブロガーRurikoさんインタビュー!バイクの楽しさを発信する彼女が想うバイクの魅力とは?

 

バイクに乗るきっかけは二人ともライダーである父親の影響

お二人にバイクに乗りはじめたきっかけをお伺いすると、早速、共通点が見えてきました。

Rurikoさんは、幼少期から父親の運転するバイクの後ろに乗って外出することが多かったとのこと。そのため、自分がバイクに乗ることも当たり前の感覚で原付スクーターに乗りはじめ、普通自動二輪(中型バイク)へとステップアップしていきました。

社会人になってからは“何か趣味を持ちたい”との理由から、一人でも自由に動き回ることのできるバイクに魅力を感じ、大型二輪免許を取得し、大型バイクを手に入れました。

一昨年には、自身のワンボックスカーにそのバイクを積み込み、東北から北海道まで回る長旅に出ましたが、目的地ごとにクルマからバイクを積み下ろして走行する方法に体力的な厳しさを感じ、それならば、長距離でも安心して走行できるようなバイクにしようという発想から、現在メインの愛車であるスズキ「Hayabusa」を購入したといいます。

その愛車の入手も実に彼女らしいエピソードがありました。どうしても自宅の近県で好みのカラーの在庫車両を見つけることができず、やっと見つけたのが自宅から遠く離れた秋田県のバイクショップ。陸送も考えたものの「秋田県から自宅まで戻ることで慣らし走行も兼ねられるのではないか」と思った彼女は、秋田県のショップで直接納車受け取りを済ませ、そのまま自走で戻ってきたとのことでした。

 

一方の下川原さんは、ご存じの方も多いかもしれませんが、家族揃って大のバイク好き。鈴鹿8時間耐久レースには、両親と一緒にクルマ&バイクで観戦ツーリング。クルマとバイク複数台で出向いていたそうです。

父親からは、オフロードバイク体験からはじまり、地元を回るショートツーリングや家族でのキャンプツーリングなど、バイクの魅力を知るには十分過ぎるほどの英才教育(刷り込み)があったとのこと。

現在ではその快活なマルチタレント性が重宝され、バイクのテレビ番組やバイク専門誌など、数多くのメディアで活躍していますが、この底抜けにポジティブな性格も、家族みんなで楽しんでいるバイクの影響が大きいのかもしれません。

 

もともとツーリングプランを“綿密に計画を立てる派”だったという下川原さんですが、バイクで日本一周の旅を経験してから考え方が大きく変わってしまいました。

事前に“どこへ、何時までに”といった緻密な計画を立ててしまうと、予想外の天候不順や立ち寄ってみたい場所の発見などのような衝動的な寄り道もできず、少々息苦しさを感じることがあったといいます。本来バイクは自由な乗りもの、ならば自由に旅をしよう。と自分なりの結論を見つけたとの事でした。

 

一方Rurikoさんの旅のスタイルは、日本ならではの四季に触れ、その季節に一番美しい景色や出会いを求めて旅をすることだといいます。そのため彼女のSNSのタイムラインに上がってくる画像は、いつも九州から北海道まで縦横無尽。四国以外は全て訪れたというタフなRurikoさんですが、時おり家に残した猫に会いたい気分になって、わざわざ猫がいる宿泊施設を探すこともあるとのことでした。

また、Rurikoさんはバイク旅の魅力の一つに、ご当地で食べるグルメもあげていましたので、ご当地で本当に美味しいグルメを探すコツについて伺いました。それは、旅先で地元の人と会話すること。バイクを停めてヘルメットを脱ぎ、ニッコリとRurikoさんが聞けば、ご当地の美味しいグルメ情報が聞けるのは間違いなさそうですね。

長旅ゆえに、道中が毎日晴天ということもなく、時には土砂降りの雨にも遭遇します。しかしその後に食べたラーメンがどれだけ美味しかったことか、と過去の旅を回想していました。

なお、長い期間をかけ、長時間バイクで走行する彼女たちが共通して必須アイテムだと語っていたのは、「速乾性に優れたウェア」でした。旅に費やす時間も限られていることから、乾燥機にかける時間も取りづらく、多少の雨であれば、そのまま走行風で自然乾燥させることもあるということから、速乾性に優れたウェアであることは非常に重要なポイントとのことでした。生乾きのウェアが気分を盛り下げることはもちろん、不快感が高まり集中力も低下してしまうそうです。

 

彼女たちが選ぶナンバーワンおすすめ絶景スポット

下川原さんのナンバーワンおすすめ絶景スポットは、日本三大カルストのひとつである四国のカルスト台地。東西の長さは約25kmにおよび、日本三大カルストの中でも最も標高が高く、広大な景色や珍しい高原植物を楽むことのできる絶景スポットです。
※カルストとは、石灰岩が雨水、地下水などの化学的浸食作用を受けてできた地形

この地での感想を下川原さんは次のように語ってくれました。

日本一周中は夏の間で行っていたのですが、四国カルストは標高がかなり高く、初めて寒い中でのキャンプをしました。念のため持参したダウンジャケットを着用したり、焚火で暖を取りましたが、とても寒くて深く眠ることができませんでした。

しかし、ふと空を見上げてみると、気温のせいか空気が澄んでいたこともあり満天の星空が眼下に広がり、正に記憶に残る絶景がありました。朝目覚めると放牧中の牛が目に飛び込んできたりと、普段とは全く異なる非日常的な空間に一瞬で虜となり、思わず連泊してしまいました。またいつか絶対行きたい場所です。

 

Rurikoさんの感動したナンバーワンおすすめ絶景スポットは熊本県の阿蘇

この地での感想をRurikoさんに語っていただきました。

九州に住む友達と雲海を見に行ってみよう!と早朝から大観峰を目指しました。向かっている道中で、阿蘇の景色がなんだか壮大で、いまにも恐竜が出て来そうな古代の地球のように感じました。

雲海スポットに到着すると、遠くの方に雲がかかっていて、幸運にも雲海チャレンジ成功!なかなかタイミングが合わないと見られない景色なので我ながら本当に運が良かったと思います。

今度行くときはぜひ緑に包まれた阿蘇の景色も見てみたいです。

 

ひとくくりにバイク旅と言っても旅に挑む心境や走り方の異なるお二人ですが、両者ともバイク旅の醍醐味は大自然を望む絶景などを堪能する非日常体験に行き着いたようです。ご提供いただいた画像からも旅の感動が伝わってきます。

日本は小さな島国ですが、まだ見ぬ美しい場所が数多く存在します。自分のペースで自分流のバイク旅に挑戦してみてはいかがでしょうか。

下川原リサさん - Instagramアカウント(@risa.s0528)

https://www.instagram.com/risa.s0528/

Rurikoさん - YouTubeチャンネル(@ruriko675)

https://www.youtube.com/c/ruriko675

撮影協力:ORTIGA -オルティガ-

https://www.instagram.com/ortiga_asakusa/

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