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日本一の湖・琵琶湖を楽しくツーリングする「CBTR2024」の魅力に迫る

関西圏のライダーにとっては定番コースのひとつである琵琶湖(滋賀県)一周ツーリングをもっと楽しくしようと、琵琶湖の各所にスポットを設定して巡るイベント「CBTR (Central Biwako Touring Rally)」(以下、CBTR)が2024年も開催されます。意外と通り過ぎてしまいがちな名所に足をとめて琵琶湖をより深く知ることができるCBTRは毎年多くのライダーが参加し、その模様をCBTRオフィシャルWebサイトやSNSでも見ることができます。

ライダーなら一度は巡ってみたい琵琶湖一周を味わい尽くすCBTRを、ここで詳しく解説します。

CBTRとは

「ラリー」という言葉が含まれるCBTRですが競技の要素はなく、あくまでツーリングを楽しむイベントです。新型コロナウイルスが日本で広がり始めた2020年、観光や飲食店が軒並み大打撃を受けるなか、滋賀県彦根市で料亭「魚清」などを営み、自身もライダーとしてバイクライフを満喫する林清和さん(以下、林さん)が発起人となってスタートしました。

林さんが考案したのが、琵琶湖をめぐるデジタルスタンプラリーでした。2ヶ月を超える開催期間中に自由にスポットを巡れ、ライダー同士が必要以上に密集することなく、それでいて思い出を共有できるイベントをしたい、それがこのCBTRです。2021年開催時には1,201名が、2022年開催時には4,425名ものライダーが参加するなど、年々参加者数も増加しています。そして今年は認知度の広がりや全国的なツーリングラリー人気もあって、さらなる盛り上がりが期待されています。

10ヶ所のスポットをすべて巡ると、「琵琶湖1周踏破証明書(データ送付)」がもらえる(こちらは昨年のものです)

開催期間中、参加者はCBTR実行委員会が設定した10ヶ所の「琵琶湖ならではのスポット」を巡ります。彦根城といったメジャーなスポットから、天之御中主尊神社(あめのみなかぬしのみことじんじゃ)という知る人ぞ知るスポットも含まれています。参加者はスマートフォンを利用して、各スポットのデジタルスタンプを押印していきます。そしてすべてのスポットを回ると、「琵琶湖1周踏破証明書」が発行されるのです。

10ヶ所あるスポットをどう巡るかは、開催期間中であれば自由です(開催期間中が文頭に重複)。巡り方によって総走行距離は変わりますが、琵琶湖を一周しながら回ると200km程度といわれています。

これまでの参加者でもっとも多い年齢層は40〜50代、滋賀県外からの参加が約80%におよび、特に愛知県と大阪府からの参加者が多いそうです。日本有数のツーリングスポットである琵琶湖を「深く知れること」や「(CBTRのコミュニティサイトで)参加者が交流できる」といった点が魅力とのことです。

CBTR2024の見どころ

CBTR2023に参加したライダー(写真提供:CBTR実行委員会)

CBTR2024のコンセプトは「好きでつながる滋賀の旅」です。10ヶ所のスポットを巡って「琵琶湖1周踏破証明書」を手に入れる基本的な楽しみ方のほかに、さまざまなイベントが用意されています。

荒神山公園でのスタートイベントの模様(写真提供:CBTR実行委員会)

開催初日の9月14日(土)と最終日の11月24日(日)には、彦根市にある荒神山公園でスタートイベントとゴールイベントを開催します。こちらはシーズンパスプラン(詳細は後述)に申し込んだ人限定のイベントで、数百台ものバイクがスタートを待つ光景は圧巻です。また最終日のゴールイベントでも、琵琶湖を1周した多くのライダーで賑わいます。

1,000人限定というオンラインコミュニティ「ご当地ライダース」がスタートします。一緒に走る仲間を見つけたり、情報交換ができたりと、まさに「好きでつながる滋賀の旅」にふさわしいシステムだそうです。

よりディープに琵琶湖ツーリングを楽しみたいという方には「琵琶湖王2024 〜全7箇所を巡るライダーへの挑戦」というオプションスポット企画があります。本企画用に用意された謎解きをしながら7ヶ所のスポットを巡るもので、クリアすると「琵琶湖王」の称号とともに記念品がもらえます。こちらはシーズンパスプランには最初から含まれていますが、エントリープランには含まれていないため、チャレンジしてみたい方は申し込み内容をご確認ください。

このほか、CBTRの案内役を担う「ホストライダーツアー」や、とっておきの一枚を投稿する「フォトコンテスト」、プロカメラマンによる走行模様の撮影サービスなど、さまざまな企画が予定されています。情報は随時公式Webサイトにアップされるので、1人で走るのは不安だという方はぜひチェックしてみてください。

CBTRへのエントリー方法

CBTRへのエントリーはウェブサイトからになります。プランは2つあり、「シーズンパスプラン」と「エントリープラン」です。

CBTR2024 シーズンパスプランCBTR2024 エントリープラン
上限人数1,000名6,000名
金額(税込)6,900円3,500円
購入特典共通デジタルスタンプラリーアカウント料デジタルスタンプラリーアカウント料
旅のしおり旅のしおり
琵琶湖1周踏破証明書(データ送付)琵琶湖1周踏破証明書(データ送付)
差分ご当地ライダーズ利用権
スタート・ゴールイベント参加権
琵琶湖王2024
限定参加ステッカー(2種)参加ステッカー(1種)

「とりあえず琵琶湖を1周して踏破証明書が欲しい」という方には、エントリープランがおすすめです。スタートイベントやゴールイベントに参加したり、コミュニティサイト「ご当地ライダース」に参加したいという方には「シーズンパスプラン」が向いているでしょう。オプション企画「琵琶湖王2024 〜全7箇所を巡るライダーへの挑戦」はシーズンパスプランに含まれていますが、エントリープランの参加者もオプションとして申し込めます。

[イベント期間]
ラリー期間2024年9月14日(土)〜11月24日(日)
エントリー受付期間2024年5月14日(火) 12:00〜11月22日(金)12:00

エントリーはすでに始まっていて、11月22日(金)12:00がエントリー締切です。2つのプランにはそれぞれ上限人数があるため、参加してみたいという方はお早めに!

琵琶湖の魅力を再発見する旅へ

CBTRは発起人である林さんをはじめ、琵琶湖や彦根市を盛り上げたいという有志ライダーなど、多くの方によって運営されています。主催者の一人、株式会社ご当地ツーリングの吉住このみさんは、

「滋賀の美味しいグルメや琵琶湖の絶景を楽しみながら、滋賀の魅力再発見をしませんか? ご自身のペースで無理なく、安全なバイクツーリングを楽しんでください」

とイベントの魅力を語ります。

ツーリングプランが楽しいのはもちろんですが、地元の方や専門家がおすすめするスポットが盛り込まれたツーリング企画にもまた違った楽しさがあります。一度行ったことのある場所でも知らなかった側面や発見を与えてくれ、新しい思い出となることでしょう。また、新たなバイク仲間との出会いもそこにはあるはずです。日本一の広さを誇る琵琶湖を深く楽しく周遊してみたいライダーは是非エントリーしてみてください。

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