
マナーアップ宣言数35万件突破!平嶋夏海さんと歩む「ジャパンライダーズ」最新の取り組み
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さまざまなサイズの自動車や、原付、普通二輪、大型二輪、さらには特定小型原付、自転車など多様なモビリティが行き交う現代の道路交通において、バイクが社会と調和し、より良い関係を築いていくために欠かせないのが、ライダー一人ひとりの“安全とマナー”への意識です。一般社団法人 日本二輪車普及安全協会(以下、日本二普協)が推進する「グッドマナー JAPAN RIDERS(以下、ジャパンライダーズ)」は、全国のライダー一人ひとりが安全やマナーへの意識を高め、共有することで、バイクと社会のより良い関係を築く活動です。2026年からは新たにアンバサダーに就任した平嶋夏海さんを迎え、「ジャパンライダーズカフェ」や「ジャパンライダーズカフェ+」など、活動の場をさらに広げています。今回はその取り組みを、日本二普協 専務理事 髙橋亮氏への取材をもとに紹介します。
ジャパンライダーズとは?「安全」「安心」「快適」「楽しさ」をつなぐ活動

髙橋亮氏
「グッドマナー JAPAN RIDERS」は2013年に始動し、2014年からWebサイトを通じて、ライダー一人ひとりが心がけているグッドマナーを自らの言葉で投稿する「ジャパンライダーズ宣言」の受け付けを開始しました。累計宣言数は2026年8月17日時点で35万5,287件。少しずつ、着実に裾野を広げてきました。活動の軸となるのは「安全・安心・快適・楽しさ」の4本柱です。髙橋氏はその位置づけをこう説明してくれました。
「我々の活動は、『安全・安心・快適・楽しさ』という4つの軸をバイクユーザーにどうお届けできるかを中心に据えています。なかでもベースになるのは『安全』と『安心』。そこがあってこそ、より長くバイクライフに関わっていただけますし、『楽しさ』や『快適さ』は、その延長線上にあると考えています」


安全・安心の分野では、長年にわたる二輪車安全運転講習や、防犯登録・盗難照会などの取り組みを展開しています。安全運転講習については、2024年度から従来の「グッドライダーミーティング」を、公道走行に不安を抱えている方、自動二輪免許取得後間もない方、長いブランクがあり運転操作に不安を抱えている方々を中心とした内容に刷新、初心者の定義をより明確化した「Basic Riding Lesson(略称:BRL / ベーシック ライディング レッスン)」へ名称変更しました(2026年度は、全国で57会場94回開催予定)。一方、快適・楽しさの分野では、東京・大阪モーターサイクルショーの主催、運営をはじめ、全国の二輪車駐車場情報や、二輪車通行規制区間情報の提供に加え、さまざまなイベントへの出展やSNSでの情報発信にも力を入れています。
そして、安全と楽しさを掛け合わせる形でたどり着いたのが「ジャパンライダーズカフェ(JRC)」です。2024年度にスタートし、2026年度で3年目を迎えるこの取り組みは、ツーリングの立ち寄りスポットである道の駅などを会場として、各道府県の警察や自治体の協力を得ながら全国7会場(2026年度計画)で開催しています。ツーリングの途中でふらっと立ち寄れる気軽さも特徴で、会場では白バイやパトカーの展示、ライダー同士の交流に加え、その場でマナーアップ宣言をしたライダーには、ドリップコーヒーやオリジナルステッカー、マルチネックウォーマーといったノベルティがもれなくプレゼントされます。
SNSでの発信も活発です。2026年8月時点の総フォロワー数はX(旧Twitter)が約4万、Instagramが約1.9万、Facebookが約3,400で、合計およそ6.2万人。Instagramでは二輪車の魅力を写真で伝えるフォトコンテストを実施しており、これまでに14回を数え、毎回1,500〜2,000件もの応募が集まる人気企画に育っています。
日本二普協 専務理事に聞く、2026年度のジャパンライダーズ
「ジャパンライダーズカフェ」に懸ける想い

髙橋氏が日本二普協の専務理事に就任したのは2025年6月。今年で2年目を迎えます。「ジャパンライダーズカフェ」を開催する狙いについて、髙橋氏はこう教えてくれました。
「交通安全講習会は、どうしても参加できる人数が限られてしまいます。もっと安全意識を広げていきたいという思いから、2024年にライダーが集う場所としてジャパンライダーズカフェを始めました。ツーリングの途中に気軽に立ち寄っていただける場を提供しつつ、そこで安全宣言をしていただくことで、もう一度ご自身の中で安全やマナーの意識を再確認していただく。この安全意識の高揚によって事故のリスクが少しでも減ればと考えています」
初開催の2024年度は4会場で延べ1,298名、2025年度は7会場に拡大し延べ2,030名が来場しました。2026年度も当初7会場を予定していましたが、6月の近畿会場(道の駅 針テラス)は台風接近の影響、9月の九州会場(熊本)は地震の影響でそれぞれ中止となりました。それでも4月の中部会場で約350名、6月の北海道会場で約325名が来場するなど、着実に広がっているといいます。
「安全というテーマは、『これをやれば一気に浸透する』というものではなく、継続がすべてだと思っています。事故のリスクを減らす要因は、ライダー一人ひとりの『技術・知識・意識・継続』。交通安全講習が技術と知識を届ける場だとすれば、より多くの人に安全の『意識』を『継続的』に届けていくことが、ジャパンライダーズカフェの使命だと考えています」
また、長年バイクに乗り続けてきた髙橋氏自身、ライダーの意識の変化も肌で感じているそうです。
「昔はスピードやかっこよさが先に立ちましたが、一方で今の若い世代にとってバイクはコミュニケーションツールの一つであり、ソロキャンプや友人との時間を彩る存在になっていると感じます。ルール無視やスピード超過、騒音といった社会に対するマナー違反は『かっこ悪い』と捉える人が多く、個人的には若い世代の方が安全やマナーに対する意識が非常に高いと感じています」
より多くの人に届けるための新たな取り組み
平嶋夏海さんがジャパンライダーズのアンバサダーに就任

2026年の大きな変化のひとつが、平嶋夏海さんのジャパンライダーズ アンバサダー就任です。自身も日頃からバイクを楽しむライダーであり、2026年には神奈川県警の「交通安全大使」にも就任するなど、ジャパンライダーズの枠を超えて交通安全啓発の場を広げています。SNSでの発信にも積極的で、イベント会場に足を運ぶファンの姿も少なくなく、日本二普協が目指す「より多くの人に安全・安心の輪を届けたい」という狙いを後押しする、大きな力になっています。今後もジャパンライダーズカフェやジャパンライダーズカフェ+をはじめ、さまざまなイベントに参加していく予定です。
新たな試み「ジャパンライダーズカフェ+」

もうひとつの新しい取り組みが「ジャパンライダーズカフェ+(プラス)」です。2026年度は国内メーカーのユーザーイベントに出展。来場者にもマナーアップ宣言を呼びかけていきます。
「2024年度の活動を振り返る中で、安全啓発にはもっと多くのライダーが集う場所が必要だと感じていました。ただ、我々のリソースだけでは大規模な集客は難しい。それなら、メーカーや販社さんと協力し、イベントに参加・出展させていただきながら、安全やマナーを訴求しようと考えました。これは今年初めての試みです」
2026年度のスケジュール
ジャパンライダーズカフェ 開催スケジュール
| 地域 | 開催地 | 日程 | 備考 |
| 中部 | 道の駅 どんぐりの里いなぶ(愛知県) | 4月29日(水・祝) | 約350名が来場 |
| 北海道 | 道の駅 石狩 あいろーど厚田(北海道) | 6月14日(日) | 約325名が来場 |
| 近畿 | 道の駅 針テラス(奈良県) | 6月27日(土) | 台風のため中止 |
| 九州 | Honda熊本ウェルカムパーク(熊本県) | 9月12日(土) | 令和8年熊本地震の影響により中止 |
| 東北 | 道の駅 七ヶ宿(宮城県) | 9月27日(日) | ― |
| 関東 | 小鹿野町 両神荘前広場(埼玉県) | 10月18日(日) | ― |
| 中四国 | 瀬戸中央道 与島PA 第二駐車場(香川県) | 10月25日(日) | ― |
ジャパンライダーズカフェ+出展スケジュール
| メーカー | 会場 | 併催イベント | 日程 | ゲスト |
| ホンダ | 鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市) | HondaGO BIKE MEETING | 9月19日(土) | わっす |
| カワサキ | めがひらスキー場(広島県廿日市市) | Kawasaki Coffee Break Meeting | 10月18日(日) | わっす |
| ヤマハ | 三井アウトレットパーク滋賀竜王(滋賀県蒲生郡) | My Yamaha Motorcycle Day | 10月24日(土) | 平嶋夏海 |
「事故ゼロ」は世界共通の社会課題であり、簡単に実現できるものではありません。それでも髙橋氏が繰り返し語ったのは、安全への意識を一過性のものにせず、継続していくことの大切さでした。
「末永くバイクライフを楽しみながら、過ごしていただきたい。そのためには、一人ひとりが安全・安心、マナーに対する意識を高め、持ち続けていくこと、さらにそれを将来に伝承していくことが何より大切です。それが結果として、バイクが社会と調和し、文化として根付いていくことにつながると確信しています」
交通安全講習会が安全に走るための「技術」と「知識」を届け、ジャパンライダーズカフェが日々の運転やマナーを見つめ直す「意識」のきっかけをつくる。そうした取り組みを継続し、ライダー一人ひとりの小さな心がけを積み重ねていくことが、バイクと社会のより良い関係を築き、バイク文化を次の世代へつないでいく力になるのではないでしょうか。
一般社団法人 日本二輪車普及安全協会
JAPAN RIDERS公式WEBサイト
JAPAN RIDERS公式X(旧Twitter)アカウント
JAPAN RIDERS公式Instagramアカウント
https://www.instagram.com/japanriders/
JAPAN RIDERS公式Facebookアカウント
https://www.facebook.com/JAPANRIDERS.JP

















