猛暑もクールに楽しもう!夏ツーリング初心者のための暑さ対策グッズ6選!
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例年より約20日も早く梅雨が明け、いよいよ夏本番。今年の夏こそはバイクでツーリングに出かけようと計画している方も多いのではないでしょうか。
しかし、夏のバイクツーリングにおける暑さ対策は非常に重要です。バイクは直射日光の下ヘルメットを装着して走るので、きちんとした対策をしないと熱中症などといったリスクも高まります。
ということで今回は、バイク用品店”ライコランドTOKYOBAY東雲(しののめ)店”を訪ね、担当の越川さんにツーリング初心者のための暑さ対策人気グッズについてお伺いしました!
フランスからやってきたメッシュ多めの爽快なジャケットが人気
スーパースポーツに乗る若者たちのあいだで人気急上昇なのが、フランス生まれのIXONというブランドのメッシュジャケット。
人気の秘密は、メッシュ面積が大きく熱を逃がしやすい構造になっており、かつ高品質なインナープロテクターが内蔵されている点が支持されているそう。
特にオシャレにも敏感な若者ライダーに、上記のようなフード付きタイプのジャケットが人気で、もちろん脊椎 プロテクターもオプションで装着できるようになっています。
最近、日本で売られるジャケットの傾向としては、胸部プロテクターが装着できるものが大半を占めており、ユーザーもそれを望んでいるようです。
ジャケットのデザインもいわゆる”ライディングウェア”然としたものではなく、カジュアルなアースカラーなどの普段着としても溶け込む色合いで、バイクを買うだけで大変な若者にとっては値段も買いやすい設定になっているのが人気の要因となっています。
斬新な発想!汗を冷感に変える特殊プリント生地
ライダー向け電熱ウェア”HEAT MASTER”でも有名な株式会社リベルタから発売されている“氷撃”という商品は、特殊な冷感プリントが施された素材が、人の皮膚から発生する水分(汗)を吸収した際の吸熱特性によって生地温度を下げ、冷感を与えるという冷感アイテム。風を受けることによってさらに冷感を強く感じられる機能も持っているため、夏のツーリングにピッタリです。
メンズ/ウィメンズの上下インナーをはじめ、アームのみ、頭部のみ、マスクとラインアップも豊富で、売り場面積の広さからも人気のほどが伺えます。冷房の効いた室内に入った時のヒンヤリ感は一度味わったら忘れられないとのこと。
冷却水+走行風の画期的な水冷式インナーウェア
冷感アイテムはついにここまで進化したのか!というアイデア商品が、メンズスキンケアの定番ブランドであるマンダムの”GATSBY(ギャツビー)”と、ライディングウェアブランド最大手”RSタイチ”のコラボレーションによって生まれた水冷式インナーウェア。
腰に装着したスプレーボトルから専用の冷却水を送ることで、インナーウェアに送水され、走行風を受けることで胸部と背中を集中的に冷却するというアイテムです。
なお、気化熱冷却の実験では、ウェアの表面温度が最大5.2℃低下するという実験結果が出ており、冷却水に含まれるメントール成分で冷却効果の長時間持続も実現しています。
定期的に冷却水を補充する必要があるものの、夏のツーリングでは大きな冷却効果を発揮してくれることでしょう。
インナーグローブとして装着することでクールに保つ
夏のツーリングをクールに楽しむおすすめアイテムのグローブ編としては、”HYOD PRODUCTS(ヒョウドウプロダクツ)”から発売されているUNiON COOL HAND BOOSTERというインナーグローブが人気とのこと。
一般的なナイロンよりも吸湿発散性に優れており、約2倍の吸湿能力を持つUNiON COOL(ユニオンクール)素材を採用したインナーグローブは、装着することでグローブ内をクールに保ち、さらに汗によるべたつきも軽減してくれるため着脱も容易になるという優れもの。
炎天下による熱々シートからお尻を守る
”涼(すず)し〜と”と名付けられたこちらの商品は、メッシュ素材の3D構造シートカバー。
涼し〜とを装着することで、ヒップとシートの接地面積が減るため着座部分のムレを軽減してくれるほか、 炎天下で高温になってしまった際にも熱さを解消してくれます。走行中にも、隙間に風が通ると涼しくなる効果があります。シートを覆うように装着するだけの簡単設計で、ツーリングライダーだけではなく、長時間バイクに乗るデリバリーライダーからも支持を集めているとのこと。
暑さ対策の一環として熱対策も重要
夏ツーリングにおける暑さ対策でありながら、気温を問わずライダーを悩ませるエンジン熱対策として人気のグッズをご紹介します。
スーパースポーツなどエンジン部分に内股が当たる車種のバイクに乗っているライダーが、ツーリング(長時間走行)時に気にすることといえば、低温やけどのリスクでしょう。
そんなエンジンの熱が熱くて我慢できない方がよく購入されるのが 、”Poi DESIGNS”から発売されているヒートブロックインナーパンツとのこと。
一般的な生地より厚く丈夫で縦横方向のストレッチ性にも優れた吸汗・冷感素材”スウェットブレーカー2”が採用されており、汗が蒸発する時の気化熱作用による冷却効果で、ベタつきも軽減されます。
今回ご紹介した気化熱や走行風を利用した冷感アイテムをはじめ、暑さ対策となる冷感機能商品は毎年進化し続けています。これらの暑さ対策グッズを取り入れることで、夏ツーリングを快適に楽しみましょう!
また、最後になりますが、夏ツーリング時は熱中症にも注意が必要です。
熱中症とは、体内の水分や塩分の減少や血液の流れが滞り、体温が上昇して重要な臓器が高温にさらされたりすることにより発症する障害の総称です。熱中症を防ぐためには「日陰で休む」「体を冷やす」「水分補給」が重要ですが、ツーリング中だとなかなか気づきにくいものです。
そのため、夏ツーリングの際には、たとえば「喉が渇いていなくても30分毎に必ず水分補給をする」などといった熱中症対策のルールを実践しつつ、これらのアイテムを活用することで熱中症対策も含めた暑さ対策をしっかりとして、夏ツーリングを安全で快適に楽しんでください!