fbpx

【バイク交通死亡事故ゼロを目指して】二輪車の交通事故死者数は全体では減少傾向!?

警察庁「令和4年中の交通事故死者について」

警察庁から公開された令和4年12月末までの累計交通事故死者数(24時間以内)は2,610人で、前年よりも26人減(-1%)と、毎年減少傾向にあります。これは、第一次バイクブームと呼ばれる事になる昭和40年代中盤以降、特に交通事故死者数が激増してしまった昭和46年の16,000人超からは、実に8割以上も減少しています。

 

状態別の死者数では、自転車/原付乗車中が減少

警察庁「令和4年中 死亡事故発生状況」より

「二輪車」を“自動二輪車”と“原付車”に分けると、原付車の増減率は前年同月比で29.8%減、自動二輪車は3.3%増と、原付車よりも排気量の大きいバイクにおいては交通事故死者数が微増であることから、引き続き自動二輪車のライダーへは、運転技術を磨くだけではなく、日ごろからの安全運転に心がけていただく必要があります。

また、自動二輪車の死者数の多い年代別は「20代(63名)」「40代(73名)」「50代(81名)」となっています。

さらに時間帯でみると、「昼間※2」の「昼※3」が一番多く179名、「夜間※2」の「夜※3」が106名となっています。
※1:そのほかの年代=「19歳以下(36名)」「30代(39名)」「60代(37名)」「70代(12名)」「80代以上(28名)」
※2:昼間=日の出~日の入り、夜間=日の入り~日の出
※3:明=日の出の前後一時間の間、暮=日の入りの前後一時間の間、昼/夜=明・暮以外

警察庁 用語の解説

 

まだまだ多いヘルメット離脱による死者数

警察庁「令和4年中 死亡事故発生状況」より

次に、二輪車ヘルメット着用有無別死者数を見ると、事故時にヘルメットが離脱した死者数が自動二輪・原付合わせて115人と非常に多いことから、今一度アゴひもをしっかりと締めるヘルメットの適正着用について認識する必要があります。

若年層と高齢層に多い交通事故時のヘルメット離脱…ヘルメットのアゴ紐を締めないと事故時の死亡リスクが8倍にまで高くなることが判明!

過去の記事では、ライダーひとりひとりの安全意識を向上させることによって交通事故時の死亡リスクを抑えることができる、ヘルメットの適正着用や胸部プロテクターの着用について紹介しています。

今こそ中高年(オヤジ世代)に着けて欲しい「胸部プロテクター」

長期休暇の時期には特に注意して運転することはもちろん、ライダーひとりひとりが安全意識を高め、交通死亡事故ゼロを目標に、自分にも社会にも優しいグッドライダーを目指しましょう!

伊豆スカイラインの二輪車事故実態にみる「バイク事故ゼロ」を目指して

RECOMMEND

あなたにオススメ