fbpx

【G7広島サミット】カーボンニュートラルへの取り組みとバイク業界の未来

2020年10月、日本政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするというカーボンニュートラル(以下、CN)の目標を宣言しました。それ以来、電動モデル、バイオ燃料、水素エンジンなど、CN達成に向けた取り組みも活発になり、バイク愛好家にとってもCNという概念が身近になってきたのではないでしょうか。

この背景を受けて日本自動車工業会(以下、自工会)では、G7広島主要国首脳会議の開催にあわせ、去る5月18日~21日にG7国際メディアセンターに隣接する「ひろしまゲートパークプラザ」にて、自動車業界のCN達成に向けた取り組みを紹介する展示「Diversity in Carbon Neutrality -カーボンニュートラルにも、多様性を。-」を開催しました。

日本車の自動車産業はグローバルに展開しており、四輪車の世界シェアは30%、大型車は16%、そして二輪車に至っては46%も占めています。それゆえに、カーボンニュートラルは日本の自動車産業にとって大きな課題と言えます。

自工会ではかねてより「CNへの山の登り方は1つではない」、CO2削減は「みんなで協力して」「今すぐできることから」取組む必要があるという考えのもと「多様な選択肢」の重要性を継続的に発信してきました。

 

会場には様々な乗り物に加え共通交換式バッテリーステーションも展示

展示会場には自工会会員各社がオールジャパン、フルラインアップの多様なモビリティの展示のほか、異業種との協業などによる様々な車両や技術を紹介しました。また、共通交換式バッテリーステーションも展示されました。

【新たな選択】EVバイクバッテリー シェアリングの今を知る!

 

さらに、展示初日となる18日には、有識者ゲストによる「限られた資源を有効活用しながら、CNへの多彩な道筋の重要性」に関する基調講演も開催されました。

展示2日目の19日には自工会副会長7名が報道陣からのインタビューに応じ、展示の概要やそれぞれの思いについて語ったうえで、具体的な社会実装の取り組みや日本らしい「CNへの山の登り方」の提案などがありました。

 

バイク業界のいまを語る日髙副会長

豊田会長から日高副会長(二輪車委員会 委員長)へバトンが渡されると、バイク業界における現状についての説明をされました。

「二輪業界においてはCN対応に対してマルチパスウェイ(多角的なアプローチ)でやっていこうと思っている。バッテリーEVの早期導入を目指し、将来的に大型バイクも可能性を追求していきたい。最近では、国内4社共同で水素燃焼エンジンの研究開発が始まり、これも一つのアプローチとなっています。

今回のG7広島会議における展示の目玉は、共通交換式バッテリーを使用した様々な乗り物の展示でした。これは、バッテリーEVもカーボンニュートラル達成のための解答のひとつであるという考えを示しています。

しかしながらこれを成功するためにはバッテリーの資源も限られているので、リユースやリサイクルに繋がることを意識したエコシステムの構築が必要となるでしょう。そこで現在、国内バイクメーカー4社では共通バッテリーの普及を目指して企画を立案しています。

国内バイクメーカーで企画したバッテリーが世界的に利用されることで共通バッテリーの理解が深まり、日本でもその利用が進むことを期待しています。」

バイク業界も着実にカーボンニュートラル達成に向けた道を進んでいます。そして2023年10月26日より東京ビッグサイトをメイン会場に開催する東京モーターショー改め「ジャパンモビリティショー」では、CN達成に向けた新しい技術や革新的な乗り物の展示が期待されます。

RECOMMEND

あなたにオススメ