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「三ない運動」廃止の埼玉県 高校生の二輪車交通安全講習を推進

高校生のバイク(自動二輪車や原付)の利用を禁止する「三ない運動」(バイクの免許を取らない、バイクに乗らない、バイクを買わない)を廃止した埼玉県教育委員会(県教委)は、2019年4月から新しい指導要項に則り、バイクの運転免許を取得した生徒を対象に、運転の実技を含むバイクの交通安全教育に取り組んでいます。

2020年度は県教委が実施予算を確保して主催し、共催に県指定自動車教習所協会、後援には県警察本部(県警)、埼玉県交通安全協会(県安協)、埼玉県二輪車普及安全協会(県二普協)、県高等学校安全教育研究会、県交通安全対策協議会がつき、講習会場を提供する県内6つの自動車学校が協力のもと行います。

講習は、エリアを東部、西部、南部、北部、秩父に分け、比較的バイク通学の生徒が多い秩父のみ2回実施されます。すでに8月3日、6日、24日に開催されており、年内は下表の通り10月に2回、12月に最後の1回が行われる予定となっています。

 

埼玉県・二輪車交通安全講習開催日程(各回午前 9 時開始)

 

講習内容としては、県警職員による二輪車の交通安全講義と、教習所指導員による救急救命法の講習、県警白バイ隊員、県安協・県二普協の二輪車安全運転指導員による運転の実技指導となっています。

なお今年度は、新型コロナウイルスの感染対策を行いながらの講習のため、取材に際しても記者の感染対策等のマナーが求められます。事前に県教委に確認しておくことが望ましいでしょう。

 

JAMA 「Motorcycle Information」2020年10-11月号より

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