
小鹿野町がバイクで大盛り上がり!「第13回バイク・ラブ・フォーラム」
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2025年9月19日(金)、“バイクで町おこし”で知られる埼玉県小鹿野町の小鹿野文化センターホールにて「第13回 BIKE LOVE FORUM[バイク・ラブ・フォーラム]※ in 埼玉・おがの」(以下、BLF)が開催されました。今年のBLFは『バイクの力で地域を盛り上げよう』をテーマに、国内バイク市場の現状と展望、二輪車産業振興策の取り組み状況、ライダーを歓迎する小鹿野町の取り組み、バイクツーリズムによる地域振興について、考察や議論が展開されました。
翌日9月20日(土)には国民宿舎 両神荘前広場にて、「寄ってけ〜な!おがのツーリングキャンペーン」開催記念ステージが催され、多くの参加者とともに大いに盛り上がりました。
そんな第13回BLFと開催記念ステージの模様をお伝えします。
| ※BIKE LOVE FORUM(BLF)とは、世界に通⽤する素晴らしいバイク⽂化の創造を⽬指すとともにバイク産業の振興、 市場の発展などを図ることを⽬的とし、バイクに関わる企業・団体・地方公共団体などが核となり、利⽤者なども交え、 関係者間で社会におけるバイクへの認知と受容、共存のあり⽅や、バイクの将来像などに関して真摯に議論し活動する取り組みです。 |
第13回BLF in 埼玉・おがの 開会

今年で13回目を数えるBLFが開幕しました。開会の挨拶は、経済産業省 製造産業局 自動車課長 伊藤 政道氏が行いました。

「今回のBLF参加に際して、経済産業省のメンバーでツーリングを行い、改めてバイクの魅力を身をもって感じることができました」と語りました。さらに、「バイクの市場活性化には、バイクならではの楽しさや魅力を広く知ってもらい、それをどう広げていくかが重要です。今回のBLF開催を通じて議論を深め、皆でともに盛り上げていきましょう」と締めくくりました。

続いて、今回の開催地である小鹿野町 町長 森 真太郎氏が登壇。BLF開催地として今日を迎えられた喜びから、BLFの開催による意義と、全国初と言われる“バイクを活用した町おこし事業”について説明しました。地元の企業・団体・地域住民によるライダー招致活動団体「ウエルカムライダーズおがの」の設立や、交通安全を大きな柱とした小鹿野警察署と連携しての取り組み、埼玉県トップとなる「交通死亡事故ゼロ」5,094日達成(2025年9月19日現在)、そしてツーリングに適した小鹿野町の魅力を語りました。
開催自治体からのご案内

プログラム1「開催自治体からのご案内」では、小鹿野町 小鹿野町役場まちづくり観光課 課長 田嶋 哲也氏と主事 山中 澪氏、そして小鹿野町ご当地キャラクターの「おがニャッピー」が登壇し、小鹿野町が町おこし事業のテーマとしてバイクを選んだ理由と背景、バイクでの町おこしを進める理念、実際の取り組みについて説明しました。

「小鹿野町は埼玉県の北西部、秩父市の隣に位置する人口1万人弱の小さな町です。“花と名水と歌舞伎の町”をキャッチコピーに、自然と文化が調和する地域です。バイクを活用した町おこしは、名物フード『わらじカツ丼』の人気やツーリングに適した立地条件、リターンライダーや女性ライダーの増加、そしてバイクライダーの質の向上を目的として実施されています。
具体的には、二輪車専用駐車場の整備、事業ロゴの作成、国道299号を『セーフティロード』と命名して警察や交通安全協会と連携したマナーアップキャンペーンの実施、ウエルカムライダーズマップの作成と特典の提供、また小鹿神社を交通安全祈願のスポット化などの実施です」

「小鹿野町には、交通安全祈願の神社として有名な『小鹿(おしか)神社』、関東最大級の規模を誇るダリアの花園『ダリア園』、秩父連山の渓谷『尾ノ内(おのうち)渓谷』の氷柱など、魅力的なスポットが多数あります。グルメでは、ライダーのあいだでも人気の『わらじカツ丼』がさらに進化し、『メガわらじカツ丼』や『わらじカツう丼』もお楽しみいただけます」
二輪車産業政策ロードマップ2030取組状況

プログラム2のパート1として「二輪車産業政策ロードマップ2030」の取組状況の発表が行われました。壇上に上がるのは、経済産業省 製造産業局 自動車課 課長補佐 堀江 大地氏です。
二輪車市場動向と取組み

「国内の二輪車販売市場は、1982年をピークに全体として減少傾向にあります。特に原付一種の減少要因としては、三ない運動※や規制の強化、近年のモビリティの多様化(電動アシスト自転車や電動キックボードなど)があります。保有台数の推移としては、原付二種以上の保有台数が増加しており、現在も最多を更新しています。
一方、国際市場での販売台数は、2024年に世界全体で約5,700万台となり、前回のBLFで発表した5,300万台と比べて増加しています。世界的なバイク需要は増加傾向で、特にアジアの国々での需要が高まっています。日本国内の市場は約37万台と推定されます。世界市場の規模は大きく、二輪車業界としては世界を巻き込んでいくことが重要です。
そんな国際市場における2つの大きなトピックスが『アメリカによる関税措置』と『カーボンニュートラル』です。アメリカの二輪車市場は相対的に小さくなっていますが、それでも日本市場を超える約50万台を誇っており、無視はできません。国際競争力を維持するには、ガソリン車だけでなくEVバイクにも積極的に取り組む必要があります。
これからの二輪車業界にとって必要なのは、40代以上を中心とする購買層にバイクに関わっていただくことです。若年層の開拓、特に女性層の開拓も重要です。『コト消費』『モノ消費』といった、人々の多様なニーズに応じた価値を、バイクを通じて提供します。政府・業界関係者・自治体など、さまざまなステークホルダーが一丸となって取り組むことが重要です」
※三ない運動とは、高校生によるバイクやクルマの運転免許証取得・車両購入・運転を禁止するため、「(免許を)取らせない」「買わせない」「運転させない」というスローガンを掲げた、1970年代後半から1990年代にかけて実施された日本の社会運動
施策進捗と課題

プログラムのパート2として「施策進捗と課題」についての報告がありました。BLF主催団体の関係者が登壇し、ファシリテーターをBLF開催実行委員会 ロードマップ主担当 飛田 淳司が務めました。

【政策課題1】事故ゼロの推進
2024年度の「二輪車乗車中の交通事故者数」(「交通事故統計」警察庁)は487名となりました。「二輪車産業政策ロードマップ2030」において「2020年度の526名の25%減となる395名を2025年度に、50%減となる264名を2030年度に達成」という目標を設定しておりますが、かなりハードルの高い状況です。警察庁のデータでは、20代以下の若年層が事故に遭い、亡くなっているケースが多いという結果が出ています。
【政策課題2】カーボンニュートラル達成への貢献
2024年11月、東京・丸の内にて日本自動車輸入組合(JAIA)が主催する「JAIAカーボンニュートラル促進イベント in 東京」を開催し、推定で約8万人が来場しました。EV車の展示やカーボンニュートラルに対する二輪車メーカー各社の取り組みも紹介され、一般ユーザーへの認知も深まりました。
【政策課題3】購入・利用の環境の整備
二輪車の高速道路料金について、国土交通省とNEXCO(ネクスコ)と提携して走行条件の変更を進め、2024年度の割引利用件数は約25万6,000件と約20%増加しました。二輪車業界としては、さらなる高速道路利用条件の改善を要望しています。
また、一般社団法人 自動車公正取引協議会は二輪車購入検討者が安心してバイクを購買できるよう、会員店に対して公正競争規約に基づく適正表示の指導を継続しています。中古車市場については、一般社団法人 中古二輪自動車流通協会がポスターを掲示し、個人売買時の注意喚起を行っています。一般社団法人 日本二輪車オークション協会と一般社団法人 日本二輪車普及安全協会(以下、日本二普協)は、車台番号をもとに走行距離を確認できるサービスを提供しています。
【政策課題4】快適、楽しさの訴求
「快適さ・楽しさの訴求」をテーマに、昨年は宮崎県宮崎市でBLFを開催しました。2024年8月1日(木)から11月30日(土)までの約4カ月、30カ所のチェックポイントを訪問してスタンプを集めるツーリングイベント「来てん!宮崎 ツーリングキャンペーン」を実施。エントリー数は759名、チェックポイントを1カ所以上訪れた人は458名、スタンプ獲得総数は6,352カ所でした。ツーリングキャンペーンの経済効果は、宿泊費・飲食費・お土産代などを含め約900万円と推計されています。今年は「寄ってけ〜な!おがのツーリングキャンペーン」と銘打ち、2025年8月1日(金)から11月30日(日)まで実施しています。

【政策課題1】事故ゼロの推進における安全啓発活動への取り組みについて、日本二普協 専務理事 髙橋 亮氏から報告がありました。
「私たち日本二普協が取り組んできた二輪車安全運転講習会『ベーシックライディングレッスン』は初心者向け講習会として始まりましたが、近年の参加者層は中級者・上級者が大半となり、初心者が参加するにはハードルが高くなっていました。そこで、若年層の死亡事故の多さを踏まえ、2024年度から『Basic Riding Lesson[ベーシックライディングレッスン]』(以下、BRL)と名称を変更し、初心者に特化した講習会として再スタートしました。
BRLは、『交通事故防止の徹底』『運転操作の不安解消』『バイクの楽しさを実感いただく“コミュニティの場”の提供』の3つを大きな目標としています。実績としては、2024年に全国約88カ所で開催、約2,300名が受講しました。2025年度は雨天中止に見舞われた回があって2024年度を下回っていますが、全国約91カ所で開催、約3,000名の受講者数と、前年度比30%増を目指して進めています。
受講者に話を聞きましたところ、『中級・上級者 = 走り屋的ライダーの参加が少なく、恐怖心なく受講できた』『自分の技量レベルを知ることができて、改めて基本の大切さを知らされた』『初級技量の者同士で互いに共感でき、連絡先を交換してバイク仲間ができた』というコメントがありました。
また指導員からは『初心者を指導するには、改めて指導要領(カリキュラム)を入念に確認し、真摯に取り組むことが求められる。指導員にとってもBRLは良い機会であり、勉強になる』という声が寄せられました。
BRLも2年目を迎え、若年層の認知拡大、地域特性に応じた効果的な周知方法の検討、インストラクターの増員・認定・育成の支援など、いくつかの課題が明らかになっています。これらに対して、若年層の認知をさらに高める施策や周知方法の検討、指導員の養成・確保の支援を具体的に検討しています」
トーク対談:ウエルカムライダーズおがの×地域振興

| 【登壇者】 ウエルカムライダーズおがの 代表 強矢 立家氏 ウエルカムライダーズおがの 初代代表 吉田 朗氏 小鹿野町観光大使 山口 良一氏 小鹿野警察署 副署長 篠永 作氏 おがのモトガールズ AYAさん おがのモトガールズ SIZUCAさん 【ファシリテーター】 MC / フリーアナウンサー 柴田 直美氏 |
プログラム3では、「ウエルカムライダーズおがの」と地域振興に関わる関係者が登壇し、「まちおこしプロジェクト『ウエルカムライダーズおがの』の取組み」をテーマとしたトーク対談が行われました。団体設立の経緯や運営の苦労、観光大使の視点、交通安全への取り組みやSNSを活用した情報発信などが話題に上りました。

強矢 立家氏
日本で初めての“バイクで町おこし”に取り組んだ強矢氏は、プロジェクトが発足した小鹿野町役場の職員時代から見てきた活動の経緯を語りました。
「現在の小鹿野町は、2005(平成17)年に旧小鹿野町と両神村が合併してできた町で、当時の町長を務めた関口 和夫氏から『町を元気にする方法を考えてほしい』と言われたのがキッカケで、思いついたのが“バイクでのまちおこし”でした。なぜバイクかというと、この当時にバイク専門誌で取り上げられたことから、わらじカツ丼を目指して小鹿野を訪れるライダーが増えていて、小鹿野町はツーリングコースになっていました。しかし、ライダーのほとんどが小鹿野町を経由地として、群馬県や長野県へと通り過ぎていたのです。
『せっかくライダーが来訪してくれているのだから、町にも立ち寄ってもらおう。そうすれば町も豊かになり、盛り上がるはずだ』と考え、ライダーを引き止める取り組みを考え始めました。プロジェクト立ち上げ当初は、活動に賛同してくれる町民も決して多くなかったのですが、小鹿野警察署と連携した安全運転への取り組みから、バイクに対するイメージや交通安全への機運が高まり、賛同してくれる町民の数も増えてきました。気兼ねなく停められるバイク専用駐車場やヘルメットを保管できるロッカーの設置、コーヒー一杯が無料になる特典など、ライダーにとって居心地の良い町ができあがっていきました」

吉田 朗氏
「ウエルカムライダーズおがの」の初代代表を約12年務めた吉田氏は、同団体の運営について話されました。
「立ち上げ当初は手探り状態で、マニュアルもありませんでした。周りにバイクを持っている人が多かったので、そうした人たちの意見を積極的に取り入れてきました。そのひとつが、ライダーをおもてなしするイベント『おがのライダー宿』です。
当時の小鹿野町の集客数は、大型の観光バスが年に5台来るかどうか、という程度でした。それがバイクになると、週末には“バイク神社”小鹿神社に1日約300台もやってくるんです。ライダーが来てくれれば、食事をしたりコーヒーを飲んだりする機会が生まれます。それまでは冬場になると開店休業状態だった小鹿野町の飲食店が『バイクのおかげで潤うようになった』と言ってくれるようになり、私としても嬉しい限りでした。
『ウエルカムライダーズおがの』を長く続けられているのは、小鹿野町を訪れるライダーが皆“ジェントル(紳士的)”だったことが大きいと思っています」

山口 良一氏
長年、小鹿野観光大使を務められるタレントの山口氏は、これまでの取り組みを振り返ります。
「私が小鹿野町観光大使に就任した当初、バイクは社会的にはあまり良いイメージがなく、若者のうるさい乗り物と思われていました。しかし、年月を重ねるうちに“小鹿野町”という名前が説明せずともライダーに伝わるようになってきたんです。
小鹿野町には鉄道が走っていないのですが、それが町の魅力を残している部分であり、特徴だと思っています。私自身、大勢の観光客が訪れる観光スポットにあまり魅力を感じないため、じわじわと人気が高まっていく小鹿野町と関わりあうことができて本当に良かったです。
小鹿野町はオンロードバイクとオフロードバイク、それぞれ楽しめる場所があり、素晴らしい自然の景色とグルメ・名物、文化が豊富な町です。小鹿野町へ行こうと思っているライダーは、ぜひ空っぽのバッグを持ってきて、たくさんのお土産を詰め込んで欲しいですね」

篠永 作氏
「ウエルカムライダーズおがの」と連携し、小鹿野町の交通安全を支えている小鹿野警察署の副署長 篠永氏は、かつて白バイ隊員でもあったそうです。篠永氏から、小鹿野町の交通安全について次のように話されました。
「今年の6月17日、小鹿野警察署管内における交通死亡事故ゼロ日が5,000日継続を達成しました。この成果は小鹿野警察署だけの取り組みではなく、地域住民の皆様、小鹿野町を訪れられる皆様、行政機関関係者、交通関係団体関係者のご協力があってのものだと思います。今後もご協力をお願いいたします。
バイクの交通事故の典型としては、右折と直進の衝突、いわゆる『右直事故』があります。クルマの運転者に事故の原因を尋ねると、多くは『対向するバイクの存在を確認できていなかった』と答えます。バイクの運転者は、『自分は(クルマの運転者に)見られていないのではないか?』と不安を感じて減速することがあるようですが、その場合は事故を回避できるケースが多いようです。
一方で『自分は見られている』と考えてそのままの速度で進行すると、事故に繋がるケースが多いです。バイクの運転者はクルマが出てきそうな雰囲気を感じたら、先に行かせてしまうなど譲り合い精神をもって運転していただければ、事故は減ると考えています。
小鹿野町にお住まいの方の多くは、『自分は絶対に交通死亡事故を起こさない』という気持ちで安全運転をしておられます。小鹿野町を訪れられる皆様にも、地域住民に優しい運転をお願いします。
安全で快適なバイクライフを楽しんでいただくために、ヘルメットとプロテクターといった安全装備を適正に着用し、来訪時には地域住民の皆様に配慮した運転を心がけてください。白バイ隊員のお世話になることがないよう、安全で快適なバイクライフを過ごしていただきたいです」

SIZUCAさん(左)、AYAさん(右)
「ウエルカムライダーズおがの」のアンバサダーを務める「おがのモトガールズ」のSIZUCAさんとAYAさんは、自身の活動内容について説明されました。
「私たちの活動内容は、SNSを中心に約40店舗ある『ウエルカムライダーズおがの』加盟店の店舗情報や小鹿野町のイベント、自然・文化、催し物などの情報を発信し、広く皆様にお知らせすることです。これまで『ウエルカムライダーズおがの』ができていなかった広報活動を担えるようになってきました。最初は『SNSを中心に』という話でしたが、このような舞台に立つことになるとは思いもしませんでした。今は楽しく活動しています」
パネルディスカッション:モトツーリズムを推進する自治体の課題と展望

| 【登壇者】 一般財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ) 会長 鈴木 哲夫氏 一般財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会 会長付参与 堀越 慶太郎氏 浜松市 産業部 産業振興課 主任 飯田 智也氏 八頭町役場 若桜鉄道運行対策室 兼 企画課 交通政策係 副主幹 保木本 幸雄氏 埼玉・おがの ツーリングキャンペーン実行委員会 委員長 早田 和正 【ファシリテーター】 MC / フリーアナウンサー 柴田 直美氏 |
BLF最後のプログラムでは、バイクを活用して旅を楽しむ「モトツーリズム」に焦点を当て、それらを推進する自治体の課題と展望をテーマに、二輪車業界関係者と地方自治体の担当者によるパネルディスカッションが行われました。

早田 和正
「ツーリングを楽しむための企画やインフラがしっかりと整備されれば、これからバイクに乗りたいと考えている方や、すでに愛車をお持ちのライダーの皆様も、よりツーリングを楽しんでいただけるのではないかと思います。成熟している国内の二輪車市場において、バイクの楽しさや快適性を訴求する取り組みは、今後さらに必要になると考えています。このような状況を踏まえまして、モトツーリズムに関して皆様のご意見をお聞かせください」

堀越 慶太郎氏
「MFJというとレースのイメージが強いと思いますが、『モータサイクルスポーツの普及振興を図り、国民の心身の健全な発展に寄与すること』を目的とする文部科学省傘下の一般財団法人でもあります。
モトツーリズムは単なる移動手段だけではなく、バイクツーリングを通じて、旅行、文化体験、地域交流を楽しむライフスタイルそのものです。近年では愛好者が増加して市場規模も拡大しており、2033年までには現在の2倍の規模に成長すると期待されているなど、経済産業省と観光庁も注目している分野となっています。
FIM(FÉDÉRATION INTERNATIONALE DE MOTOCYCLISME / 国際モーターサイクリズム連盟)の“世界規模でのモトツーリズム”への取り組みですが、2025年には四大大陸(アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカ)の26カ国がモトツーリズム関連イベントを開催しています。また、旅行情報や世界各国のツーリングイベントの日程情報、ツーリングのレベルや求められるスキルに関する情報、ロードサービスのメンバーシップ情報なども提供しています」

「日本国内での成功例を挙げさせていただくと、ツーリング文化を社会に根付かせた『SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリングラリー)』があります。16名で発足したラリーイベントが、2025年には定員が約12,500人となり、応募開始からすぐに満員になるほどの人気を博しています。わずか10年で日本一のモーターサイクルツーリングイベントに成長したツーリズムの成功例と言えます。
成功の要因には、『初回開催から継続している、分かりやすい参加意欲を掻き立てるシンプルなルール』『SSTRならではの達成感と特別感』『非日常感』『日本で唯一バイクで走られる砂浜の道路、千里浜なぎさドライブウェイにあるゴール設定』『地域との連携でゴールのみならず、通過する道の駅や観光施設をチェックポイントに指定し、全国の自治体を巻き込む形に拡大して地域振興に大きく貢献している』ことです。
日本も欧州のように、今後は地方の観光自治体と連携して国際推進プロモーションを図ることで、モトツーリズムを軸とした地域活性化や文化体験の融合戦略を図り、全国のどこででもバイクツーリズムで地域を活性化していくべきだと考えています」

飯田 智也氏
スズキ・ホンダ・ヤマハというバイクメーカー3社の創業地である静岡県浜松市の飯田氏は、現在精力的に取り組んでいるバイクイベント「バイクのふるさと浜松」を軸とした取り組み、そしてモトツーリズムが持つポテンシャルについて話されました。
「浜松市では、『バイク産業の振興』『バイク需要の拡大』『バイク文化の全国発信』『交通安全啓発』につなげることを目的として活動しています。毎年『バイクのふるさと浜松』というイベントを開催しており、会場は全国的にも数少ない公営のオートレース場『浜松オートレース場』です。こちらの会場設備を活かして、浜松出身のプロレーサーによるデモ走行や、来場者の試乗会といった企画のほか、免許を持っていない人でも楽しめる『タンデム走行体験』や、家族連れでも楽しめる『トライアルデモンストレーション』、小さなお子さんにミニバイクを楽しんでもらう『キッズバイク体験』など、体験型のコンテンツを充実させています。また公式WebサイトやSNSで情報発信のほか、鈴鹿8耐でのブース出展、東京・秋葉原で開催されたバイクイベント『8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY』などにも出展をしてPRを行っています」

「浜松市では、条例の一部改正により、市が設置する駐車場・駐輪場における二輪車の駐車可能台数を増加させてきました。この条例に関わるものだけでも市内に約40の施設があり、うち28施設がバイク駐車場を併設しています。こうした運用の見直しにより、多額のコストをかけることなく、二輪車の駐車可能枠を増やす成果を挙げています。
実際にJR浜松駅付近をはじめとして、市の中心市街地においては二輪駐車スペースの供給が需要を上回っており、現在はバイクユーザーにとって満足いただける社会基盤の整備が進んでいます」

保木本 幸雄氏
鳥取県八頭(やず)町を走る若桜(わかさ)鉄道の「隼駅」とスズキHayabusaとを合わせて発足した有志のバイクイベント「隼駅まつり」。現在その運営を受け持つ八頭町役場の保木本氏が登壇し、町を活性化させる「隼駅まつり」の立ち上がりから現在までの経緯、催しがもたらす効果について話されました。
「若桜鉄道の鉄道職員にバイクのユーザーがいて、スズキHayabusaと『隼駅』が同じ名前であることから、2007〜2008年頃に『地域の活性化のためにご協力をいただけないか』とスズキに打診し、主旨をご理解いただいたのが始まりです。
同時期の2008年8月に発売されたバイク専門誌『ミスター・バイク』で『8月8日は隼の日、Hayabusaオーナーは隼駅に集合』と呼びかけたところ、発売からわずか2日後、平日にも関わらず7台の隼が集まりました。こうした出来事が重なり、さらに隼駅を訪れる県内外からのライダーが増えたことで、地域の活性化や若桜鉄道のPRにつながるのではないかという声が上がったのです」

「地元の有志により発足した『若桜鉄道 隼駅を守る会』がイベントの運営を担っていました。はじめはお手振りや、お越しいただいたライダーへの冷たいお茶やおしぼりの提供、愛車と隼駅との記念写真のお手伝いをしていたのですが、毎年参加ライダーが増えてきて、2009年には全国から120台以上のHayabusaが集まるようになり、『若桜鉄道 隼駅を守る会』との交流も生まれるようになりました。
第8回目の開催から地方創生が叫ばれ始め、地域資源を生かしての町のPRや関係事項を増やそうという話になり、課題が増えてきたのです。その時期に行政が『隼駅まつり』の運営に携わることとなり、ライダーの受け入れ環境の整備や地方創生を進めました。
このように、『隼駅まつり』が成功している背景としては、単なるバイク愛好家のイベントとして開催されるのではなく、若桜鉄道が運んできたお客様という認識で自治体や地元住民がライダーを迎えている点が挙げられます。今後は八頭町だけでなく、関連企業や団体と連携をし、ライダー向けの宿泊プランや飲食店に関する情報発信、より多くのライダーを受け入れるための環境整備、駐車場などのハード面の整備にも取り組んでいきます」

鈴木 哲夫氏
MFJ、浜松市、八頭町の活動内容の紹介という流れから、MFJ 会長 鈴木氏よりモトツーリズムについて意見が述べられました。
「バイクツーリングでのインバウンドへの取り組み、国内二輪車保有台数 約1,000万台という背景、さらに海外の大型バイクイベント招致によって、かなりの経済効果が見込めると考えています。バイクツーリングは地方の活性化、地方の町おこしを可能にするポテンシャルがあります。日本には四季があり、地方ごとにベストシーズンがあることから、年間を通じて活動をすることが可能です。
こうした現状から、モトツーリズムを推進する課題は自治体側ではなく、我々二輪車業界側にあるのではないかと考えています。我々は、バイクで町を盛り上げる各地の取り組みを待つのではなく、攻める姿勢で向かわなければいけないのではないでしょうか。二輪車業界は、全国の自治体に選ばれる存在になっていかないといけません。モトツーリズムを地方活性化のひとつの施策として自治体に積極的に採用していただけるよう、二輪車業界が輝く産業であることを広く社会に発信し、認識してもらうことが大切だと思います」

「国内の二輪車市場における新車販売台数は大きく落ち込んでいます。ただし、二輪車産業としてのポテンシャルは、新車販売台数だけで評価すべきではなく、軽二輪車や小型二輪車の保有台数推移、新車販売の単価推移、二輪用品関連産業の事業規模推移を含めて評価していかなければなりません。一般社団法人 全国二輪車用品連合会(JMCA)の事業等の推移を見ると、国内の二輪車業界全体の市場規模は拡大しているという見方もできます。こうした事実に目を向け、適切な産業評価尺度を設け、魅力ある産業であることをマスメディアとも連携し、産業としての二輪車の魅力とポテンシャルを正しく評価していくべきだと考えています。
モトツーリズムを二輪車業界全体の市場規模のなかでどのように発展させて、さらに文化へと昇華させていくか。二輪車業界全体として戦略的に進めていくことが大切ではないでしょうか」
閉会式
開催自治体よりご挨拶

大野 元裕氏
BLF開催自治体である埼玉県の知事 大野氏よりご挨拶いただきました。
「本フォーラムでは、『バイク文化の創造』と『バイク産業の振興』という2つの目標を掲げ、企業、団体、自治体、そしてバイク利用者の皆様が協力し、社会におけるバイクの認知度向上、バイクとの共存のあり方、将来像について議論・意見交換が行われたと伺っております。
この度、全国でもっともバイクによる町おこしに力を入れている小鹿野町において、“バイクの力で地域を盛り上げよう”というテーマのもと、大変意義深い本フォーラムが開催されましたことを、開催県としても心より歓迎申し上げます。
小鹿野町の町おこしにおいて中心的な役割を担っているのが、『ウエルカムライダーズおがの』の皆様です。全国各地からお越しになるライダーの皆様を、その名の通り温かくお迎えし、気持ち良くお帰りいただき、そして次には新しい仲間をお連れいただこうという活動を展開されております。
また、地元の警察署と連携し、二輪車を対象とした交通安全街頭キャンペーンや交通安全講習会を開催することで、交通ルールやマナーが町民の方々のみならず、来訪者の方々にも浸透するよう取り組んでいらっしゃいます。このような取り組みの結果、本年6月には管内における交通死亡事故ゼロ5,000日を達成し、現在も記録を更新し続けております。
町全体でライダーの皆様を温かく迎え、安全・安心な町づくりを進めていくことは、まさに“バイクの聖地”として皆様で取り組んでこられた成果であると感銘を受けております。
ライダーの皆様におかれましては、ぜひジェントルな走行で、小鹿野町、秩父地域をはじめ、県内各地を巡り、埼玉県の魅力を存分にご堪能いただければと願っております。
バイク産業という点では、埼玉県には主要メーカーのサプライチェーンに関連する企業が点在し、カスタムパーツや補修部品を手がける中小企業も数多く存在しています。さらに、世界トップクラスの品質と知名度を誇るヘルメットメーカーも県内に本社を置いており、埼玉県とバイク産業の間には、兼ねてより深い繋がりがあります。
県としましては、バイクに関わるすべての皆様、特に中小企業の発展を今後も引き続き支援させていただきたいと考えております」
総括

設楽 元文
「開催テーマは“バイクの力で地域を盛り上げよう”という小鹿野町の取り組みに沿ったプログラムであり、大変興味深く拝聴しました。『ウエルカムライダーズおがの』による町民・地方警察・行政が連携してライダーを歓迎する取り組みは、印象深いものでした。
ライダーを積極的に誘致するなか、交通死亡事故はゼロ件を5,000日以上継続しているとのことで、誠に驚きでございます。また、浜松市と八頭町の取り組みについても、二輪車業界を代表して改めて御礼を申し上げます。
各行政の取り組みは、BLFの掲げる『世界に誇れる素晴らしいバイク文化の創造』に繋がるものと考えます。パネルディスカッションでは、MFJの鈴木会長から新車販売台数だけでなく、幅広く二輪車産業を捉え、経済効果・地域活性などの事実に基づき、二輪車産業を輝かせることの重要性についてのご指摘でした。これは、バイクを国内の二輪車業界の文化へ格上げしたいと考える私の思いと一致します。
今回は、BLFの開催目的である『世界に誇れる素晴らしいバイク文化の創造』『二輪車産業の発展』『国内二輪車市場の活性化』に向けて、二輪車業界としてのビジョンを改めて議論する時期だと感じています。まずは、二輪車市場の共通指標である『二輪車産業政策ロードマップ2030』の産業課題、政策課題、施策をしっかりとやり切ること、それと並行して中長期のビジョンの在り方を議論していきたい所存です」
2026年BLF開催地の熊本県大津町より

金田 英樹氏
翌2026年のBLFは、熊本県大津町で開催されることが発表されました。そして大津町より、町長の金田氏がご挨拶されました。
「本日の素晴らしいフォーラムから学び、次年度の大津町のBLFも素晴らしいものにしていきたいと思っています。
大津町は阿蘇の麓に位置する町で、バイカーの聖地と呼ばれるツーリングロード『ミルクロード』の入り口に位置しております。また、世界有数の二輪車生産拠点である本田技研工業 熊本製作所も所在しています。こちらでは毎年複数回、バイクの大きなイベントが開催されております。さらに、ライダーの腹を満たす多数のグルメも用意しています。
五感で楽しむことができる、そんなフォーラムを作っていきたいと思っております」
閉会の挨拶

最後に、MFJ 会長 鈴木氏より閉会の挨拶を賜りました。
「BLFは『世界に通用する素晴らしいバイク文化の創造』を目指すとともに、バイク産業の振興、二輪車市場の発展を推進する取り組みです。経済産業省のご指導のもと、地方自治体、二輪車業界10団体が一丸となり、さらにユーザーの皆様とともに真摯に議論し、活動を続けて参ります。
数多く存在する産業のなかで、このような取り組みは極めて稀有なことであり、主催する二輪業界団体は共通目標である『二輪車産業政策ロードマップ2030』の遂行を引き続き、責任を持って推進していきます」
寄ってけ〜な!おがの ツーリングキャンペーン 開催記念ステージ

第13回BLF in 埼玉・おがのの翌日9月20日(土)には、小鹿野町の国民宿舎 両神荘前広場にて「寄ってけ〜な!おがのツーリングキャンペーン」開催記念ステージが開催されました。酷暑から打って変わって過ごしやすい天候のなか、広場にはヘルメットメーカーやバイク用品メーカー、バイク用品販売店など関係企業のほか、開催地である小鹿野町や小鹿野警察署、地元飲食店のブースが軒を連ね、来場者を楽しませました。

オープニングアクトとして、小鹿野町の太鼓連合「大塩野囃子会」による演奏が行われ、来場者を暖かく迎えてくれました。



開会の挨拶の後、“元祖バイク神社”と言われる小鹿神社の宮田宮司による交通安全祈願が厳かに執り行われました。宮田宮司は東京モーターサイクルショーのオープニングの安全祈願も担われています。


両神山村広場に準備された二輪車専用の駐車スペースには、160台を超えるさまざまな多彩なバイクが並びました 。
当日は、時折小雨が降るあいにくの天気だったことから、クルマでお越しの方も多く見られました。




ステージイベント

交通安全祈願を皮切りに、小鹿野町にゆかりのある著名人やバイクインフルエンサーがステージイベントに登壇しました。

「ウエルカムライダーズおがのPRステージ」では、小鹿野町 小鹿野町役場まちづくり観光課の山中主事、小鹿野町観光大使の山口 良一氏、「おがのモトガールズ」のAYAさんとSIZUCAさんが登場。小鹿野町の魅力についてそれぞれの視点から語り合いました。

「JAPAN RIDERS CAFÉ ゲストトークショー」では、スペシャルゲストとしてグラビアアイドルの坂元 誉梨さんが登壇しました。「グッドマナー JAPAN RIDERS」の活動内容を紹介するとともに、ホンダ「CL250」とともに過ごす自身のバイクライフを語ってくれました。

「おがのライダー宿ゲストトークショー」では、前出の山口氏と、今年から静岡県河津町のアンバサダーに就任したバイクジャーナリスト 相京 雅行氏によるトークが展開。トークテーマは「バイクで町を元気にするには」で、小鹿野町と河津町の魅力や、それぞれの活性化の方法などが語られました。

ステージイベントの最後は、協賛企業から提供された素敵な商品を入手できる「じゃんけん大会」!ここでしか手に入らないグッズもあり、大会は大盛り上がり。見事に豪華アイテムをゲットした来場者は満面の笑顔でした。

BLF in 埼玉・おがの関連イベント「寄ってけ〜な!おがのツーリングキャンペーン」

秩父エリアの観光地・飲食店・道の駅などに設置された30カ所チェックポイントを巡ってスタンプを集めるツーリングイベント「寄ってけ〜な!おがのツーリングキャンペーン」が、2025年11月30日(日)まで開催中です。
チェックポイントをクリアした数に応じて、抽選で「ペア宿泊券(3万円相当)」や「国内4メーカーオリジナルグッズ」「『ウエルカムライダーズおがの』加盟店提供品」「日帰り温泉入浴券セット」「食事券」がプレゼントされます(※賞品は変更になる場合があります。当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます)。
秩父エリアの観光スポットや雄大な自然をツーリングで満喫しながら、立ち寄った先でスタンプを集めるだけで豪華景品のチャンスが広がる。そんな“一石二鳥”の楽しみ方ができるのも、このキャンペーンならではの魅力です。
走る喜びと観光の魅力、そして景品のワクワク感まで楽しめる特別な体験。ぜひ愛車とともに参加して、秩父を舞台にしたツーリングの思い出を作ってみてください!
| 開催期間 | 2025年8月1日(金)〜11月30日(日) |
| 内容 | 秩父エリアの観光地・飲食店・道の駅などに30か所のチェックポイントをツーリングで巡るスタンプラリー |
| 参加対象 | 原付一種以上のオートバイ・スクーターユーザー(特定小型原付・特例特定小型原付は除きます) |
| 賞品例 | ペア宿泊券、国内4メーカーオリジナルグッズ、加盟店提供品、温泉入浴券、食事券 など |
| 対象端末 | スマートフォン限定 |
| 主催 | 埼玉・おがの ツーリングキャンペーン実行委員会(BLF主催 二輪車業界10団体) |
| 協力 | 小鹿野町、ウエルカムライダーズおがの |
【応募方法】
1:スマートフォン専用サイト「GPSモバイルスタンプラリー」に参加登録
https://mobicp.jp/blf-touring2025/
または下記QRコードからアクセス2:秩父エリアの「チェックポイント」にチェックイン
登録したマイページから「近くのスタンプを探す」をタップし、自動的に対象となる施設を表示します。
(GPS機能オフ状態、もしくはGPS範囲外の場合は対象施設一覧ページが表示されます)3:スタンプ取得施設ページの「スタンプをGETする!」を押してスタンプが表示されたら、スタンプを一つGET。
4:スタンプを集めるとマイページ内にスタンプが並びます。集めたスタンプ数に応じて各賞の抽選対象となります。
ゼッケンについて

昨年の第12回BLF in 南国みやざき関連イベント「来てん!宮崎 ツーリングキャンペーン」に続き、今年も参加者同士の交流を深めるきっかけとして、自作できるゼッケンが用意されています。ゼッケンの貼付は任意で、キャンペーンやイベント参加の必須条件ではありませんが、ライダー同士が一目で「仲間」と分かるアイテムとして人気を集めています。
ゼッケンは公式の台紙データを使って誰でも簡単に作成でき、愛車に貼れば参加気分もさらに盛り上がります。ぜひオリジナルのゼッケンを用意して、仲間との一体感を楽しんでみてください。
作成方法とデータダウンロード方法は以下の通りです。
1, 参加者番号の確認
・スタンプラリーのページに https://mobicp.jp/blf-touring2025/ (スマホ専用)にアクセス
・左下に表示される「参加者No.」の数字(最大5桁)を控えてください。この参加者番号を「ゼッケン番号」とします2, ゼッケンの出力
(ご自身で画像を合成して出力する場合は4.に進んでください)
以下のゼッケン台紙とゼッケン番号に必要な数字をコンビニの“ネットプリント”でシール出力します。(1)コンビニコピー機端末の初期画面で「QRコードを持っている」を押し、以下QRコードをかざす
または「コピー/プリント(以下略)→「ネットワークプリント」と進み、ユーザー番号「Y7Q7C7PA4F」を入力
(2)「シール用紙」→「写真プリントL/2L」
(3)ご自身のバイク等の貼付スペースに応じて「L判(89×127mm)」または「2L判(127×178mm)」を選択
(4)下記のようにファイル一覧が表示されるので、台紙および必要な数字の画像データを選択シール出力可能コンビニ:ファミマ、ローソン、ミニストップ(詳細は以下をご参照ください)
https://smj.jp.sharp/bs/networkprint/seal.html3, 番号の貼付
ゼッケン番号を切り出して貼り付けたら完成です(切り出しが面倒な場合は油性ペン等にて手書きでもOK!)4, ご自身で数字を合成してから出力する場合
(1)BLF公式サイトよりゼッケンベース、ナンバーのデータをダウンロードいただけます(2)台紙データをPPT(パワーポイント)や画像編集ソフト等で参加者番号を追加
(3)ご自身のプリンターでラベル用紙出力、またはネットプリントでシール出力5, ご注意
・番号のお間違いにご注意ください。
・ゼッケン貼付の際は視界の妨げにならないようご注意ください。
・ゼッケン貼付によるいかなる損害等について主催者は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
バイク業界をさらに盛り上げていこう

日本で最初に“バイクで町おこし”を行った小鹿野町で開催された第13回BLF in 埼玉・おがのは1日目のフォーラム、2日目の開催記念ステージともに大いに盛り上がりました。“バイクの力で地域を盛り上げよう”というテーマに基づいた議論は二輪車業界関係者に新たな発想や気づきを与えてくれ、今後の活動に大いに活かされることでしょう。浜松市や八頭町が行っている具体的な取り組みや成果も、確かな道標となるはずです。
身近な地域でモトツーリズムによる町おこしが行われていたら、ぜひ積極的に参加してみてください。そして、継続的に取り組んでいるBLFの活動にご興味を持たれた方は、来年の開催地である熊本で、さらに広がる議論と交流の輪に触れてみてはいかがでしょうか。
















