第12回バイク・ラブ・フォーラムが宮崎で開催!翌日のツーリングキャンペーン記念セレモニーも大盛況
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2024年9月27日(木)、宮崎県宮崎市にて「第12回 BIKE LOVE FORUM※ in 南国みやざき」(以下、BLF)が開催されました。今回のテーマを「『バイク × 観光・地域振興』バイクツーリズムによる観光資源活用と地域振興」とし、二輪車市場の動向と業界の取り組み状況 、バイクツーリズム活性化による地域振興、地方部交通網の課題認識と電動二輪車ならではの特徴を活かした利活用推進 についてのパネルディスカッションと、社会解決に向けた産官学それぞれの立場からの議論が行われました。また翌日9月28日(土)には宮崎市の「みやざきアートセンター」内「太陽の広場」にて、「来てん!宮崎ツーリングキャンペーン開催記念セレモニー」が催され、大いに盛り上がりました。
そんな第12回BLFの内容をより詳細に、さらに開催セレモニーイベントの熱気をお伝えします。
※BIKE LOVE FORUM(バイクラブフォーラム、 BLF)とは、世界に通⽤する素晴らしいバイク⽂化の創造を⽬指すとともにバイク産業の振興、 市場の発展などを図ることを⽬的とし、バイクに関わる企業・団体・地方公共団体などが核となり、利⽤者なども交え、 関係者間で社会におけるバイクへの認知と受容、共存のあり⽅や、バイクの将来像などに関して真摯に議論し活動する取り組みです。
第12回BLF in 南国みやざき 開会
開会の挨拶は、BLF開催実行委員会より経済産業省 製造産業局 自動車課の伊藤政道課長が行いました。
伊藤課長もライダーとしてバイクライフを過ごしており、自動車課のメンバーとツーリングを楽しんでいます。メンバーのバイクはメーカーやタイプもバラバラながら、みんなで楽しんでいる様子が紹介されました。すると、なんとなく固い雰囲気だった会場が和やかになり、笑顔あふれる開会挨拶となりました。
続いて、宮崎県知事の河野俊嗣氏(以下、河野知事)が登壇し、祝辞を述べられました。河野知事は趣味でトライアスロンをやっていること、そして仮面ライダーの話で会場を盛り上げていました。
また、宮崎県では毎年「スーパーカーミーティング・ツーリング宮崎」というイベントが開催されていて、同県における二輪振興とバイクツーリズムの相性の良さにも触れられていました。「バイクによる振興にも可能性を感じる」との言葉に、会場から大きなどよめきが上がりました。
開催地である宮崎市長の清山知憲氏(以下、清山市長)からは、BLFについて「官民がともに歩む意義深いイベント」との言葉とともに、快晴日数が多く、雪がほとんど降らない南国・宮崎市の魅力が語られました。
開催自治体からのご案内
いよいよBLFのプログラムが始まります。プログラム1は「開催自治体からのご案内」で、宮崎市 観光商工部 部長であり、ホンダ・スーパーカブ50のオーナーである児玉宏氏(以下、児玉部長)が登壇します。
児玉部長からは、宮崎市のアピールと二輪車による観光誘致の2点をお話しいただきました。
温暖な気候や日南海岸沿いの「日南フェニックスロード」、関西からのアクセスに最適な「宮崎カーフェリー」など、ツーリングに最適な宮崎市の魅力がアピールされました。
また、ツーリングだけでなく、海と山と川の繋がりを体感できる観光地・宮崎市の魅力についても言及されました。4年連続で総理大臣賞を受賞した宮崎牛や、誰もが知る名物の地鶏、そして近年の同市の名物となりつつある餃子など、宮崎はグルメも楽しめるのです。
二輪車産業政策 ロードマップ2030取組状況
プログラム2として「二輪車産業政策 ロードマップ2030」の取組状況の発表が行われました。壇上に上がるのは昨年と同じく経済産業省 製造産業局 自動車課 課長補佐の是安俊宏氏(以下、是安氏)です。
二輪市場動向と取組み
まず「二輪市場動向と取組み」についての発表が行われました。
国内市場の動向では、2023年の二輪車販売台数は約40万5000台で、前年比横ばい。40万台超えは3年連続となっており、比較的好調との見方が示されました。また、原付一種が緩やかに減少し、50cc超のバイクが増えていました。
そして保有台数の動向については、全体は右肩下がりではあるものの、50cc超のバイクは過去最多を更新しました。
二輪車購入者のメインは男性で、50代と60代の割合が年々増加しました。ちなみに2023年度の購入者平均年齢は55.5歳で、40歳以下の割合は26%です。
ただし、このデータだけで単純にライダーの高年齢化が進んでいると見られるわけではなく、「原付バイクの減少とともに50cc超のバイクが増加したことも関係している」と是安氏はおっしゃられます。つまり、バイクを趣味の乗り物として乗るライダーが増えたことで、決して安価ではない大型バイクを購入できる層が限られているという見方だそうです。もちろん既存のライダーの存在は重要ですが、二輪車業界の未来を考えた際に若者を含む新規ライダーの掘り起こしも大切であるとの認識も述べられました。
新規免許取得者に目を向けると、女性比率が増加していて、高齢化するなかにおいても若年層も増えているとの認識が示されました。
他に二輪業界の取り組みとして、「既存市場の浸透」と「新市場開拓」を挙げました。既存市場の浸透としては、カワサキコーヒーブレイクミーティングのような「交流の場」と、SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリングラリー / 以下、SSTR)のような「ツーリングイベント」を代表例として提示しました。新市場開拓では、バイクレンタルやライディングスクールによる「顧客層の拡大」と、人気アニメとのコラボレーションのような「潜在顧客へのアプローチ」が提示されました。
今回のBLFのテーマのひとつが「バイクツーリズム」です。そのため、自治体などにおけるバイクツーリズムに関する取り組みも紹介されました。
また、現在の二輪車を取り巻く環境で避けては通れないのが電動化です。その動向についても紹介するとともに、水素やバイオ燃料を使ったカーボンニュートラルへの取り組みが始まっていることも紹介されました。
原付バイクの二輪車車両区分見直しについても触れられ、来場者の関心を集めていました。
そして最後に「政府、関係業界一丸となって、二輪産業発展のため、引き続き取り組みを続けていきましょう」と、是安氏はまとめました。
施策進捗と課題
「二輪車産業政策 ロードマップ2030」パート2として、「施策進捗と課題」が発表されました。
ステージに上がられたのは、BLF主催の各団体の関係者の方々。そのなかから報告を行ったのは、BLF開催実行委員会 ロードマップ主担当の飛田淳司(以下、飛田)、日本二輪車普及安全協会(以下、日本二普協) 専務理事の小椋道生氏(以下、小椋氏)の2名です。
以下が政策課題に基づいた施策の内容です。
【政策課題1】事故ゼロの推進
2023年の二輪車乗車中の交通事故死者数は、自動二輪車が391名(前年比14%増)、原付117名(前年比27%増)と大幅に増えています。60代以上が急増していますが、やはり免許を取って間もない20代以下の死者も少なくありません。
そこで、「安全運転教育の充実」と「ヘルメットや胸部プロテクターなどの保護具の重要性」を今まで以上に訴えていくことが重要だとの認識が示されました。
その一環として、小椋氏からはこれまで「グッドライダーミーティング」として活動してきた日本二普協のライディングスクールを「ベーシックライディングレッスン」と改称し、より初心者向けの内容に変更したことなどを発表しました。
また、ヘルメットの正しい着用や胸部プロテクターの有用性の訴求についても、今後推進していきます。
【政策課題2】カーボンニュートラル達成への貢献
ここでは、まずカーボンニュートラルを正しく理解することが重要で、「CO2(二酸化炭素)の排出と吸収を差し引きゼロにする」ことが大切です。そのためには電動バイクだけでなく、PHEVやHEV、水素などをバランスよく組み合わせ、お客様が多様な選択肢から選べる必要があるとの認識が示されました。
また、二輪モータースポーツではカーボンニュートラル達成に向けて、先行して取り組まれている事例が紹介されました。
【政策課題3】購入・利用環境
2006年度末の段階では全国で249カ所だった二輪車の駐車場は、2021年度末には2921ヶ所まで増加したと報告されました。しかし、目的地の近くに二輪車の駐車場がないなどの「困った経験がある」とアンケートに答えたライダーは全国で37%、東京23区では67%と今なお不足している状況のようです。
そこで、飛田から「四輪車用駐車場の転用等によるフレキシブルな二輪駐車場付置」を要望したと発表されました。
二輪車の高速道路料金の適正化についても声を上げ続けています。そのためにも割引プランの利用が重要です。ぜひ活用してみてください。
その他、二輪車の車両区分の改正や販売店の信頼性向上に努めていることも示されました。
【政策課題4】快適、楽しさの訴求
まずは昨年浜松で開催された「ツーリングキャンペーン」の実施結果が報告されました。参加登録者数は1,745名、スタンプ取得数は1万3035カ所と具体的な数値が発表され、その反響の大きさが伺えました。
また、宮崎市でのバイクツーリズム誘客に向けた取り組みも発表されました。11月30日(土)まで開催する「来てん!宮崎 ツーリングキャンペーン」の動向も大いに気になるところです。
トーク対談:バイクツーリズム活性化による地域振興
プログラム3では、「SSTRに見るバイクツーリズムによる地域振興」をテーマにトーク対談が行われました。登壇者は、オートバイ冒険家であり、一般社団法人 日本ライダーズフォーラムの代表を務める風間深志氏と、宮崎市 観光商工部 観光戦略課の本間彰人課長です。
復興支援という新たな役割を担う「SSTR2024」への想いを冒険家 風間深志氏に聞いた
SSTRといえば、1万人以上が参加する国内最大級のツーリングイベントです。風間氏はそのSSTRの主催者として、地域とともに発展させてきた実績があります。今回の対談は、そんな風間氏の実績や経験をお聞きしつつ、宮崎市がバイクツーリズムの誘客を行うために、行政としてどのような取り組みが有効かを探っていこうというものです。
SSTRはバイクのイベントであると同時に、地域の方々にも喜ばれているイベントです。その理由は、マナーの良いライダーがイベントそのものを楽しみながら、訪れる地域を楽しむことで地方活性化に寄与しているからです。風間氏は開催当初より地域の住民や行政へ足繁く通い、その信頼を得ていったと言います。
SSTRの記念すべき第1回開催は2013年で、参加者数はわずか127人だったそうです。それが昨年(2023年)は1万2000人もの参加者で盛り上がるまでに。それだけ多くのバイクやライダーが集まると、地域から苦情が出ることへの懸念もあることでしょう。しかし、SSTRは開催地である能登半島との長年の信頼により、トラブルというトラブルはほとんど起きていません。
むしろ今年1月1日に発生した能登半島地震を受け、当初は開催自粛も検討されましたが、自治体からは自粛どころか「開催してほしい」との声をもらったと風間氏は言います。今のSSTRこそ、バイクツーリズムと地域振興が素晴らしい関係で成立した好例と言えるのではないでしょうか。
ちなみにSSTRの経済効果は、一次効果で約5000万円、二次効果を含めると20億円に及ぶそうです。今年はすでに1万4000人がエントリーしており、さらなる経済効果が期待できます。
風間氏の話を受けて、本間氏からは、宮崎の現状や課題などが述べられました。
今年9月には、とあるアイドルグループのイベントが宮崎県内で行われ、2日間で約4万人が来場したそうです。こういった経験をふまえ、今後も地域住民や民間企業と一緒に宮崎市を盛り上げていきたいとおっしゃっていました。
そして最後には、本間氏から「宮崎市はライダーの皆様を歓迎する町づくりを目指します」と力強く宣言されていました。
パネルディスカッション:電動二輪車利活用による社会課題(脆弱な二次交通)解決
プログラムの最後は「電動二輪車利活用による社会課題(脆弱な二次交通)解決」と題されたパネルディスカッションです。登壇したのは以下の4名の方々です。
【モデレーター】
葉 健人氏(大阪大学大学院 工学研究科地球総合工学専攻助教)【パネリスト】
川端 雄介((一社)日本自動車工業会 二輪車委員会 電動二輪車普及部会 部会長)
渡辺 一成氏(株式会社Gachaco CEO)
井上 英樹氏(日置市役所 総務企画部企画課 ゼロカーボン推進係 係長)
モデレーターの葉氏からは、地方部における交通網の課題が説明されました。大都市以外の人口が減っている現状では、地域のバスの輸送人員がどんどん減っています。そのため運転手も減少し、地域の交通網が機能しなくなる可能性があります。
「その問題を解決するために、電動二輪車が大いに役立つのではないか」というのが、今回のパネルディスカッションのメインテーマです。
東京・大阪・名古屋の三大都市圏と地方都市圏では、個別移動手段に大きな違いがあります。前者は近距離でも鉄道やバスが多く使われているのに対し、後者では近距離と遠距離、どちらでも四輪車や二輪車が大きな割合を占めています。
地方都市はもともと公共交通網が脆弱なため、行きたい場所に行ける電車やバスが揃っていません。そのため地方都市では、四輪車や二輪車といった個別移動手段が選ばれています。
そんな状況で昨今注目を集めているのが、「Mobility as a Service(モビリティ・アズ・ア・サービス)」の略称である「MaaS(マーズ)」です。これは鉄道やバス、タクシー、そしてシェアサイクルやカーシェアなど、出発地から目的地までの移動を一つのサービスとして提供するものです。
これまでは鉄道やタクシー、カーシェアなど、異なる種類の交通手段を使う場合はそれぞれのサービスが設定する予約や決済方法が必要でした。しかしMaaSは異なるサービスを一つにまとめて利用できる仕組みとすることを目標としています。このシステムがより実用的になれば、地方部における交通手段の確保や、都市部の渋滞緩和、そして環境負荷の提言などが実現できるでしょう。
そして、その一翼を担うのが「電動バイク」だと考えられています。
自工会では、2050年のカーボンニュートラル達成に向けて「全力で取り組む」と表明しています。ただし、そのアプローチはひとつだけではなく、「できることから着実に進める」としています。
電動バイクはバッテリーが高価であるなど問題点もありますが、補助金制度やレンタル、シェアリングなどが普及していけば、多くのユーザーが利活用できる素地は十分にあると考えられています。
なかでも現在の原付バイクサイズの電動バイクにおいては、交換式バッテリー標準化の取り組みも進めています。電動バイクは車体価格だけでなく、バッテリーの持ち時間や充電時間が長いことが問題視されています。しかし、交換式バッテリーなら移動途中でバッテリーを交換すれば良いので、航続距離や充電時間の問題はクリアできるのです。
株式会社Gachacoは、2022年4月にENEOS株式会社および国内二輪車メーカー4社が共同出資して設立された会社です。共通仕様バッテリーを用いたバッテリー交換インフラを整備し、バッテリーシェアリングサービスを提供しています。地方都市でこのシステムが整備されれば、ショッピングモールや駅、学校などの主要施設にバッテリーステーションを置くことで、より自由な移動を実現します。
鹿児島県日置市では、県立にある10の高校が通学バスの廃止や減便を検討しています。その背景には、地域の交通を担う鹿児島交通が運転手不足から「(現在の運行の)継続は困難」と通知してきたことがあります。
交通手段が減少すると、生徒や保護者に負担がかかりますし、交通の便が悪くなってしまう学校では生徒募集にも悪影響を及ぼしてしまうと考えられています。
そこで、全校生徒の70%が原付通学だという鹿児島県日置市の鹿児島県立吹上高等学校では、実験用電動二輪車10台を設置し、生徒を対象に実証実験を行うことにしました。
この取り組みの軸は、二輪車安全運転教育の推進です。その教育理念は「生涯にわたって事故を起こさない交通社会人を育成し、交通事故削減に寄与すること」です。二輪車の利用を禁止するのではなく、しっかりとした教育を行うことによって、将来にわたって事故を起こさない人材に育てようという試みに注目が集まっています。
また、この試みは交通手段が希薄になりつつある地方都市の交通手段として、有用なモデルケースになりうるのではないでしょうか。
最後に「電動二輪車による地方部社会課題解決に向けた処方箋」と題し、パネリストの方々が意見を発表して、パネルディスカッションは終了しました。
総評
すべてのプログラムが終了し、自工会 二輪車委員会委員の加藤 稔が挨拶を行いました。
交通事故の削減、カーボンニュートラルの達成、利用環境の改善、販売店信頼性のさらなる向上の取組みなど、「二輪車産業政策 ロードマップ2030」の達成をあらためて誓いました。
次回BLF開催地となる埼玉県小鹿野町より
次回のBLFの開催地は、小鹿野町(埼玉県)です。バイクによる町おこしをいち早く行った町としてライダーにはお馴染みの町で、町長の森 真太郎氏が登壇。小鹿野町の魅力を伝えるとともに、BLF参加者に向けての挨拶を行いました。
閉会挨拶
4時間にわたって開催されたBLFの最後を務めたのは、全国オートバイ協同組合連合会の大村直幸会長です。
今後もさらに官民一体となってバイク業界を盛り上げていくこと、そして社会におけるバイクの地位向上などについて述べられました。
こうして、BLFは無事閉会しました。
懇親会
4時間もの長丁場を終えたあと、少しの休憩を挟んで懇親会が開催されました。BLFでも登壇した宮崎市の児玉氏、日本維新の会 オートバイ議員連盟事務局長で参議院議員の石井 章氏のご挨拶が続き、挨拶の音頭は宮崎県観光協会の鶴田安彦専務理事でした。
来てん!宮崎ツーリングキャンペーン開催記念セレモニー
BLF翌日の9月28日(土)は、宮崎市の橘通り「アートセンター太陽の広場」で「来てん! 宮崎ツーリングキャンペーン」開催記念セレモニーが開催されました。サンバレー通り北側には国産・海外二輪車の展示会場として多くのニューモデルが展示され、ライダーはもちろん、道ゆく一般の方々も興味深く見て、触れられていました。
アートセンター太陽の広場では、開催記念セレモニーが行われました。主催者挨拶は加藤 稔、開催自治体挨拶を永山秀也宮崎副市長が務め、さらに宮崎県警察本部 交通企画課 調査官の佐藤康広氏が安全運転の啓発を行いました。
アートセンター太陽の広場には自動車用コインパーキングが隣接していますが、この日はバイク専用駐車場になりました。宮崎県内外からさまざまなバイクが集まり、駐車場を見ているだけでもライダーには至福のひとときとなりました。また、早速「来てん! 宮崎ツーリングキャンペーン」専用ゼッケンを装着しているバイクも多く見られました。
国内バイクメーカー4社それぞれの特色を持った電動バイクは、さらに注目を集める存在です。一番街商店街では市販車、ビジネスバイク、実証実験車等5台が展示され、熱い視線を集めていました。
MEGAドン・キホーテ 宮崎橘通店の真裏にあるポケットパークで開催されたのは、全日本トライアル選手権にも出場しているライダーによるトライアルデモです。平均台の上を走ったり、寝そべっている人の上をジャンプして超えていったりと、通常のバイクでは考えられないような動きをするトライアルバイクのアクションに、大人だけでなく、子どもたちも大喜びでした。
アートセンター太陽の広場のメインステージでは、宮崎を拠点にバイクライフを楽しむ女子ライダー4人によるトークセッションが行われました。近年は女性ライダーが増加傾向ということから、4人それぞれの体験談を聞ける貴重な機会となりました。
セレモニーを締めるのは、宮崎市観光イメージキャラクターの「ミッシちゃん」。撮影会のあとは豪華賞品が当たるじゃんけん大会を行いました。
「来てん!宮崎 ツーリングキャンペーン」がスタート
観光地・飲食店・道の駅など宮崎県内のおすすめスポットや定番スポット30カ所のチェックポイントを訪問してスタンプを集めるツーリングイベント「来てん!宮崎 ツーリングキャンペーン」を11月30日(土)まで開催しています。
参加者の中からチェックポイントをクリアした数に応じて、抽選で「みやざき満喫賞」「とろける宮崎牛賞」「なんでんかんでんうめー賞」「ステアーズ・オブ・ザ・シー賞」「えびの高原賞」「日南特産品賞」「安全運転祈願賞」をプレゼントします(賞品は変更になる場合があります。当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます)。残すところ約1ヶ月となりましたが、宮崎県内のツーリングスポット巡りをお楽しみください。
主催 | 来てん!宮崎ツーリングキャンペーン実行委員会(BLF主催 二輪車業界9団体) |
協力 | 宮崎市 |
開催期間 | 2024年8月1日(木)~11月30日(土) |
参加対象 | 原付一種以上のオートバイ・スクーターユーザー(特定小型原付・特例特定小型原付は除きます) |
対象端末 | スマートフォン限定 |
【応募方法】
1:スマートフォン専用サイト「GPSモバイルスタンプラリー」に参加登録。
https://mobicp.jp/blf-touring2024/
または下記QRコードからアクセス。2:宮崎県内の「チェックポイント」にチェックイン。
登録したマイページから「近くのスタンプを探す」をタップし、自動的に対象となる施設を表示します。
(GPS機能オフ状態、もしくはGPS範囲外の場合は対象施設一覧ページが表示されます)3:スタンプ取得施設ページの「スタンプをGETする!」を押してスタンプが表示されたら、スタンプを一つGET。
4:スタンプを集めるとマイページ内にスタンプが並びます。集めたスタンプ数に応じて各賞の抽選対象となります。
バイクを取り巻く環境をより良くするために
販売台数から見える現在の動向から駐車場問題、バイクツーリズムがもたらす経済効果、電動バイクの環境整備と活用法と、今年のBLFはバイクを取り巻く環境について深く考えさせられる機会となりました。いろんな分野に貢献できるバイクという存在をどのようなシーンにどう用いるか、より具体的な施策とともに業界を推進するための動き出しが求められています。大きくなくても着実に前進していけるよう、BLFがその後押しとなれればと思います。
開催記念セレモニーが開かれた「来てん!宮崎 ツーリングキャンペーン」は11月30日(土)まで開催しています。この機会にぜひ、宮崎をツーリングで楽しんでみてはいかがでしょうか。
【動画】BLF「来てん!宮崎ツーリングキャンペーン」開催記念セレモニー
9/27に宮崎で開催!第12回バイクラブフォーラム in 南国みやざき
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