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連日大盛況!なぜ今バイクの運転レッスンが初心者ライダーを中心に求められているのか?

ここ数年はバイクブームの再燃とも言われていますが、教習所でのバイク免許取得希望者増に加え、負けず劣らずの活況をみせているのが、バイクの運転技術を学ぶライディングレッスンです。

昨年の記事(以下)でも開催されているライディングレッスンについてまとめましたが、いまや全貌を把握しきれないほど全国各地で毎週のように開催されています。

交通事故リスクを避けるためにはバイクレッスンが最も効果的!

 

ここまでライディングレッスンが増えているということは、裏を返せばライダーからの要望が増加しているとみて間違いありませんが、それではなぜ今、レッスンへの参加を希望するライダーが増えているのでしょうか。

その理由を探るために、交通教育センター レインボー埼玉(以下、レインボー埼玉)で定期的に開催されている日本最大級の規模・回数・参加人数を誇る「Honda モーターサイクリストスクール(通称:HMS)」の初級クラスと初級オフロードクラスを取材し、参加したライダーにお話を伺ってみました。

 

ライダーの楽しみ方が多用化し、自分のバイクライフをより楽しむために参加

ラインや加速・ブレーキのタイミングなどを細かく指導するインストラクター

InstagramやYouTubeなどのSNSとインフルエンサーの登場によってバイクの魅力を知るきっかけが増えたことや、コロナ禍による価値観やライフスタイルの変化も重なり、キャンプや釣り、聖地巡礼(アニメ・漫画など)など、これまで以上にバイクを使った遊び方・楽しみ方が多様化しました。バイク本体のバリエーションも増え、旅に便利なツールも数多く開発されています。

しかし、教習内容は、危険予測に関する教習の追加など、幾度か変更されていますが、バイクの免許区分はAT限定を省略して大まかに分けると「原付(50cc以下)」「小型限定普通二輪(51cc〜125cc以下)」「普通二輪(126cc〜400cc以下)」「大型二輪(401cc〜)」の4つにしか分かれておらず、1975年の法改正以降変わっていません。クルマは四輪が地についていることで、転倒することも重さを感じることもありませんが、バイクは二輪ゆえにバランスを崩すと倒れ、エンジンを切った途端に鉄の塊と化します。1996年から大型二輪免許が教習所で取得できるようになりましたが、多くのライダーは走行経験できる車種が限られており、免許取得から自分のバイクを楽しむ領域まで、少し距離があるのかも知れません。

ライディングレッスンの参加者に、受講理由を聞いた際に返ってくる言葉は“不安払拭”というワードに集約されていました。

 

<久しぶりにバイクに乗りたいと思ったが、ブランクが不安>

たとえバイクに乗っていなかったブランクが2ヶ月だったとしても、公道に出るのが不安になる方もいます。それが数十年であればなおさらです。

<大型二輪免許にステップアップしたが、乗りこなせるか不安>

バイクの排気量が変われば、比例して重量やエンジン出力なども変わるため、公道を走る前に不安を感じる方もいます。

<バイクを買い替えたが、特性が変わって不安>

例えばオフロードタイプからスーパースポーツタイプへの乗り換えなど、ハンドルやシート、ステップなどのライディングポジションや性能が、以前乗っていたバイクから大幅に変わるため不安になる方もいます。

<引っ越しなどを理由に、交通環境が著しく変わって不安>

以前まではクルマの交通量が少なく渋滞とは無縁の道を走っていたものの、転勤や進学などによって都市部へ引っ越した場合、不慣れな交通環境に不安を覚える方もいます。

<AT車からMT車に乗り換えて、操作方法に不安>

長いあいだAT(オートマチック)バイクに乗っていたため、MT(マニュアル)バイクに乗り換えた際にクラッチの操作方法に不安を感じる方もいます。

 

このように、バイクには様々な変化がもたらす不安要素が数多くありますが、残念ながらそれらの不安を払拭するためには、教習所で習ったことを思い出しながら自己解決しなければいけません。教習の復習や、自分のスタイルに合わせたレッスンを受けるために、ライディングレッスンンに参加するライダーが急増しているということではないでしょうか。

 

気持ちに余裕が生まれることで、バイクがもっと楽しくなる

そんな不安を払拭するためHMSのオフロードクラス初級に参加されていたひとりのライダーの言葉が印象的だったのでご紹介いたします。

「ライディングスキルが向上すれば、その分だけ気持ちにゆとりを持って危険認知や判断につながり、安全運転につながりますよね。そうすれば、もっともっとバイクが楽しくなるのではないかと思います。実際に以前までは少し怖かった道が、レッスンに参加した後では不安なく走行できたこともありました。」

ライディングレッスンへの参加理由は人それぞれですが、レッスン参加経験者の中には、このライダーの意見に共感する方も多いのではないでしょうか。

不安を抱くことなくバイクに乗りたい、事故が一番の不安、安心してツーリングをしたい、事故はするのももらうのも嫌だ、自分のバイクで練習する場所がない、いつかはサーキット走行をしてみたい、バイクでキャンプに行きたい、白バイ隊員になりたい、とそれぞれの夢に胸を膨らます参加者の皆さん。

インストラクターは一人ひとりに合わせて細かな指導をしており、それをみな聞き漏らすことなく何度も繰り返し練習をする真剣な姿勢には、胸を打つものがありました。

 

繰り返しがライディングスキルの向上、そして夢への近道

走行する参加者に絶えず指導の声かけをするインストラクターの小新井尚さん

最後に、今回レインボー埼玉で初級クラスを指導していた小新井尚(こあらいひさし)さんにお話を伺いました。

「レッスンに参加してくれるライダーはとても誠実で、ヘルメットやブーツなどの装備品も非常にしっかりしたモノを持参する方が多く、レッスン中もしっかりと話を聞いてくれます。皆さんのバイクに対する気持ちが伝わってくるので、ついこちらも熱が入り、細かく指導してしまうこともありますが、嫌な顔をするどころか真剣にまた走り出し、自ら指摘されたところを直そうとする方が殆どです。中には自己流で乗っていたと思われる方も見受けられますが、やはりそこは守るべき基本操作を繰り返し練習して、しっかり身につけて帰っていただきたいです。安全にバイクライフを楽しんで頂きたい、その一心ですから。」

真夏の炎天下のなか、こうして熱心に指導してくれるインストラクターさんの存在があってこそ、ライダーの運転技術向上はもとより、安全運転意識向上にも貢献していると思うと、尊敬の念に堪えません。

まとめてみますと、バイクの楽しみ方や遊び方は十人十色です。最近では、ライダー自身が様々な楽しみ方を見つけ、時には意外な楽しみ方に驚かされることもあります。

正しいライディングスキルを身につけ、ライダーの皆さんが安心・安全なバイクライフの楽しみ方を見つけることで、自ずとバイクを取り巻く環境自体も改善されていくことが期待されます。

 

現在、どこか自分のライディングスキルやバイクの操作方法などに不安を抱えている方は、一度ライディングレッスンに参加されてみることをオススメします。

Honda モーターサイクリストスクール(HMS)

https://www.honda.co.jp/safetyinfo/HMS/on-road.html

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