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高速料金をオトクに「ツーリングプラン」「二輪車定率割引」

ツーリングを楽しむにあたり「高速道路の料金をできるだけ節約したい!」と考えるライダーも多いのではないでしょうか。そんなライダーの強い味方となるのが、NEXCO各社が提供する「ツーリングプラン」と「二輪車定率割引」という2つのサービスです。毎年春から秋にかけて実施されているこの2つのプランは、走行距離や立ち寄り回数、利用曜日によって、最適な選択が変わります。

この記事では、それぞれの特徴や使い分けのポイントを整理しながら、旅のプランに合った選び方、利用時の注意点をご紹介します。

バイク限定!高速道路の割引サービスとは

NEXCO東日本・中日本・西日本の3社は、ETC搭載の二輪車を対象に、毎年春〜秋の期間限定で高速道路の割引サービスを実施しています。割引サービスは大きく分けて2種類。ツーリングスタイルや走るエリア・距離によって仕組みが大きく異なります。まずは、両サービスの違いを整理してみましょう。

項目ツーリングプラン(定額) 二輪車定率割引(定率)
割引の仕組み対象エリア内が定額で乗り降り自由1回の走行が80km超で37.5%OFF(普通自動車の半額相当)
実施期間2026年4月1日〜11月30日※2026年4月4日〜11月29日(土日祝)
利用可能曜日平日含む全日土曜・日曜・祝日のみ
事前申込み必要(利用日・コース指定)必要(当日申込みも可)
乗り降り対象エリア内は何度でも自由制限なし(距離で割引判定)
最大の特徴「周遊型」:エリア内の寄り道に強い「直線型」:長距離の一気走りに強い
※北海道エリアの各コースは10月31日までとなります

ツーリングプラン(定額割引)の特徴と魅力

ツーリングプランは、一言で言えば「エリア限定の乗り放題プラン」です。あらかじめ設定されたコースの範囲内であれば、期間中は何度乗り降りを繰り返しても料金が一定に保たれます。このプランの真価は、目的地周辺でICを頻繁に利用する「周遊型」のツーリングスタイルにあります。たとえば、絶景スポットを巡るために何度も高速を降りたり、宿泊地と観光地を往復したりする場合、1回の料金を気にせずに楽しめるため非常に便利です。

また、ツーリングプランはコースと日程を事前に登録する必要があり、申し込む時点で旅の大枠が決まっていることが前提です。さらに、ツーリングプランは走行前に利用日とコースを登録する仕組みのため、あらかじめ支払う料金の目安が明確になります。ただし、雨や体調不良などで予定どおり走れなかった場合でも、利用条件によっては十分に元が取れない可能性がある点には注意が必要です。

なお、申込みの際は、各NEXCO会社の会員登録 (NEXCO東日本:「ドラ割」、NEXCO中日本:「速旅」、NEXCO西日本:「みち旅」)が必要となります。

コース名利用期間料金(税込)
道南・道北コース(北海道)3日間6,100円
東北・三陸コース2日間3,800円
東北道・常磐道コース ミニ2日間2,500円
首都圏 東名・中央道コース ワイド2日間4,300円
中京圏 東名・中央道コース ワイド3日間6,000円
中央道・東海北陸道コース2日間2,000円
名神・北陸道・京都縦貫道コース2日間3,600円
熊本・宮崎・鹿児島コース3日間4,600円
全22コース(北海道〜九州)2,000円〜6,100円
※北海道コースは〜10月31日まで、その他コースは〜11月30日まで。料金・コース内容は変更になる場合があります

二輪車定率割引(定率割引)の特徴と魅力

一方、定率割引は、1回の走行距離が80kmを超える場合に、その料金を一律で37.5%割り引く「長距離特化型」のサービスです。利用できるのは土・日・祝日に限定されるものの、NEXCO3社が管理する道路(一部を除く)のほか、宮城県道路公社の管理道路も対象に含まれます。目的地まで一気に走り抜ける「直線型」のツーリングで最大の節約効果を発揮します。

また、定率割引は、条件に合う走行をする可能性があるなら、事前に登録しておいて損は少ないサービスです。さらに、当日申込みにも対応しているため、「天気を見てから決めたい」「気分で行き先を変えたい」というツーリングにも向いています。

利用する際は、まずNEXCO中日本が運営する「速旅(はやたび)」への無料会員登録を行います。その後、マイページから利用日とETCカード情報を登録すれば申込みは完了です。当日申込みも可能ですが、必ず高速道路に乗る(乗り口の料金所を通過する)前に手続きを済ませておく必要があります。万が一、申込み前に乗り口を通過してしまった場合、その日の走行には割引が一切適用されなくなってしまうため、出発前の事前チェックを徹底しましょう。

定率割引をベースに定額割引をアドオン

平日にツーリングを予定している場合、おすすめするお得なプランがツーリングプランです。
また、2つは「どんな旅に向けて作られたサービスか」が異なり、ツーリングプラン(定額割引)は「乗り降りの回数・自由度」に対して、定率割引は「走った距離」に対して割引が反映されます。この2つの割引は併用することが可能なうえ、定率割引は使用しなければコストはかからないので、土日祝日に高速道路を80km超走る可能性があるなら、二輪車定率割引は事前に申し込んでおく価値が高いサービスといえるでしょう。

ただし、同じ区間に対して二重に割引がかかるわけではありません。両方の条件に該当する場合はツーリングプランが優先され、ツーリングプランの対象外となる走行について、定率割引の条件を満たせば二輪車定率割引が適用されます。

そのため、土日祝日に広い範囲を走る場合は、まず二輪車定率割引を登録しておき、実際に走るエリアがツーリングプランの対象に含まれる場合は、あわせてツーリングプランの利用も検討するとよいでしょう。短距離走行を除けば、ツーリングプランの定額料金は大きなメリットになり得ます。

なお、実際にどの割引が適用されるか、通常料金と比べてどの程度お得になるかは、出発IC・到着IC・利用日・経路によって変わります。NEXCO西日本の「二輪車定率割引 距離・料金検索」では、出発地と目的地などを入力することで、適用の可否や割引後料金をシミュレーションできます。事前に検索しておけば、どちらの割引を使うべきか判断しやすくなります。

https://search.w-nexco.co.jp/touring-search/

たとえば、東京から長野自動車道を経由して富山までツーリングする場合、以下のような組み合わせが考えられます。このケースでは、ツーリングプランの対象区間は定額料金を活用し、対象外区間に二輪車定率割引を適用するパターンが最も安くなります。

A:全線まるごと二輪車定率割引 (土日祝)=約12,200円
B:ツーリングプラン適用区間は定額、対象外区間は定率割引を活用(土日祝)=約11,500円
C:ツーリングプラン+通常(平日)=約15,800円
D:割引なし=約19,500円

まとめると、周遊型のツーリングにはツーリングプラン、長距離移動には二輪車定率割引が向いています。さらに、土日祝日に80km超の高速走行をする可能性がある場合は、まず二輪車定率割引を申し込み、そのうえで走行エリアに応じてツーリングプランの利用を検討するのが現実的な選び方といえるでしょう。

高速料金の割引は、知っているかどうかでツーリングの自由度が大きく変わります。どちらのサービスを利用する場合でも、最も重要なのは「申込みを済ませてから高速道路に入る」ことです。ETCカード番号やETC車載器管理番号など、申込みに必要な情報を手元に用意し、入口ゲートを通過する前に手続きを済ませておきましょう。

なお、2つのサービスは2026年4月からすでにスタートしています。次のツーリングでは、走りたい道だけでなく、使える割引もルート計画に組み込んでみてはいかがでしょうか。

[ドラ割] ツーリングプラン|ドラぷら - NEXCO東日本

https://www.driveplaza.com/etc/drawari/2026_touring/index.html

【ETC二輪車限定】2026二輪車定率割引|速旅 - NEXCO中日本

https://hayatabi.c-nexco.co.jp/drive/detail.html

二輪車定率割引 距離・料金検索 - NEXCO西日本

https://search.w-nexco.co.jp/touring-search/

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